第2話 出会い
気づけば私はベッドで寝ていた。
あの後気を失ったようだったが、どうやら命は取られていないようだ。
「お目覚めですか?」
目の前に現れたのはあの時の魔物だ。
「――っ」
声がかすれてうまく声が出ない。
「大丈夫ですよ、まだ休んでてください」
魔物は私のおでこの布を濡らすと再度、おでこに置きなおす。
ひんやりとしていて気持ちがいい。
「私の名前はノアと申します。見ての通り魔物ですが……私たちは人間と仲良くしたいと思っていますので」
そういうとノアは部屋から出て行ってしまった。
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