第25話 かわいすぎる男の娘!?(イラストあり)

「これが······僕·········なの???」


「ゆいちゃん♡今のゆいちゃんが世界1かわいい······本当にかわいすぎてtwetterに投稿せずにこのまま監禁して一生独り占めしてたい気持ちと、ゆいちゃんのかわいさを世界に知ってもらいたい気持ちがせめぎ合ってる。」


「いや監禁はしてるだろ。」


 はい、ということで人生で言ってみたいセリフ第38位のセリフを言い放ち、遂に女の子になってしまいました。

 

 鏡を見てみると、ノアの隣に並んでも違和感ないぐらいの美少女の姿が。

 おそらくtwetterに@実は男です♂️と書いてなければ、誰1人僕の性別が男だとは気づかないだろう。


 鏡に映っている美少女の姿を説明すると、クローゼットにあったインナーカラーが水色の黒髪ミディアムボブのウィッグをかぶっており、瞳の色は日本では珍しい紫とピンクが混じり合ったとても美しい色をしている。

 透き通っているかのような真っ白ですべすべな肌。

 頬はノアにメイクされたのか照れているのか分からないが、ピンク色に染まっている。

 ノアが持っていた首下に掛けられている赤のリボンが象徴的な女子用の制服を着せられ、更に胸にはパッドが詰められいて巨乳清楚系美少女って感じの見た目をしている。


 ······それにしても自画自賛みたいになってしまうが一生見てられる、いけない穴にハマっていく危ない音が聞こえてくる。


 手錠をつけられたまま急に上を脱がされ、パッドを詰められた時、正直まだ何されてるのかあまり分からなかった······美少女に乳○を見られながらブラを付けられ、謎の物を詰められていけない気持ちになりそうだったけど。

 そして気づいたら終わっており、女子用の制服を着せられ、何か下の方が重いと思ったら乳が大きくなっていた。

 そのままノアによるメイクは続き、そうして2人目の美少女が出来上がった。


「メイクも終わったことだし、早速twetterに投稿する用の写真撮ってくよ~、ゆいちゃんはちょっとこっちこようか。」


 ノアが機嫌良さそうにスキップをしながらベットに向かった·····人生楽しそうだなこいつ。

 僕も言われたままベットの方に向かい、そのままベットの上に正座で座らされ、ノアの命令どおりに太ももでスカートを挟んだ。


 そして若干横からtwetterに投稿する用の写真が撮られていった。


 すぐに終わると思っていた写真撮影会だが、色々なポーズを取らされて長々長引いた。


 ベットに脚をぶら下げて太ももを組むように座り、そしてノアに下からパンツが見えるか見えないか絶妙な位置から写真を撮られたりもした。

 

 とうとう体感時間1時間、実際の時間10分の写真撮影会が終了した。


「う~ん、どれもいいけど······やっぱ最初だしtwetterに投稿するのは体育座りのにしようかな。」


 ノアが当たり前のように僕のスマホを使用している。


 最初はインパクトが重要だと思ったが、流石にそこは考慮してくれたのだろう······パンツが見えそうな写真投稿されると思ってた。


 改めて鏡で僕の姿見てみると、信じられないぐらいかわいい······僕が男だったら惚れてた、いや男だったわ。


 まじで毎週同じ学校の男子生徒から告白されそうな美少女だわ。

 そしてその美少女が僕だという事実、あやばい何か興奮してきたかも。

 

 自分で自分の姿に見惚れるうちに、twetterに投稿する内容が決まったらしく、ノアがスマホを目の前にもってきて見せてくれた。




#男の娘

#実は男です

#女装

#女装男子

#せかいいちかわいいおとこのこ


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|   ゆいちゃんの美少女姿    |    

| (最後にイラストのurlあります)  |              |                 |

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「まあ投稿するのはいいけど、自分でもかわいいと思うから、でもさ······#多すぎない?バズりにいってるじゃん。」


「そりゃあバズらせたいでしょこんなにもかわいいんだし、ゆいちゃんを世に自慢したくなるでしょ、これが私の嫁だということを世に知らしめたくなるじゃん!それに#男の娘とか#女装男子とかつけておけば、男の娘大好きな人たちにたまたま見つかって拡散してくれるでしょ。」


「だから勝手に人を嫁にするな。」


「え?今は女の子なのに······彼女の方が良かった?」


 このモードに入ったノアは何言っても無駄なことに気づいてきたし、まだ女装は終わりでないことも知らされていたので、素早く鏡の前の椅子に座り無言で次を待ち、全く別の男の娘に変身するのであった。




★★★★★


「きゃぁぁぁー、ゆいちゃん!ゆいちゃん♡ゆいちゃんかわいすぎるぅぅぅ、あーーーーー、もふもふしたい!もふもふ!ゆいちゃん、私がお金たーくさん稼いで不自由なく飼ってあげるからね♡だから一生私と愛し合おうね???」


 そう言って、ノアが僕のすべすべの頬に顔を擦り付けてくる。

 ちょっと重い気がしなくもないが、まあ流石に冗談でしょ。

 

 飼ってあげるとかいう単語が出てきた理由は、僕が今猫耳を付けているからだ。

 

 僕の今の姿を説明するならば、髪は黒髪ミディアムボブからピンク髪ロングになっている。

 水色のパーカーを着ていて、両手をポッケに突っ込んでおり、下は真っ黒なタイツを履いている。

 そして何より、頭にピンク色で白いわたが入っているもふもふな猫耳を付けている。

 今の僕は養いたくなる小動物系美少女の姿をしている······と思う。

 あとノアによると猫は貧乳の方がいいらしいのでパッドは取り外された······ちょっと、いやだいぶ気に入ってたんだけどな。

 貧乳どころか胸なしである、もう絶壁も絶壁。


 でもノアの飼いたくなる気持ちも分からなくもない。

 たぶんこの子と付き合っていたら、僕はまず出会いの30分ホールドを決めていただろう。

 うん、まあそれくらい今の姿がかわいいってこと。


「ゆいちゃん~!ゆいちゃ~ん!ゆいちゃんがかわいすぎるから抱きつきながら頭なでなでしていい?え、いいって?ありがとうねゆいちゃんかわいがってあげるね。」


 そう言って、猫耳美少女姿の僕に向かって抱きついてきた。

 抵抗しようと思ったが、どうせ意味ないので流れに身を任せることにした。

 結果、30分程ノアに抱きつかれたままホールドされた······思考盗聴されてるみたいで嫌だな。


「はぁはぁはぁ、ゆいちゃんの耳もふもふすぎだよぉ、ずっともふもふしてたい!今のゆいちゃん駄目人間製造機だよぉ、かわいすぎるもん!」


 ノアによる抱きつきは終了したが、未だに耳を触られている。

 ノアの暴走がより激しくなってきており、これ以上暴走されると止めれる気がしないしめんどいので、耳から無理やり手を引き離して写真撮影会に移った。


 

 まずは、立ち上がって手をポッケに入れたまま写真を撮ってもらった。

 

 次は、ベットに寝っ転がりながら猫の手をして、「にゃ~~~」と鳴く動画が撮られたりもした。


 あとは猫耳だけではなく猫のパーカーを着ながら撮られたり、絶対に投稿しないのにノアと2人で撮ったりもした。


「どれもかわいすぎて悩むけど、うーん、やっぱ最初のポッケに手を入れてるのがいいかな······猫耳猫パーカーの写真は危険すぎる、気絶者が続出する。」


 こうして投稿する写真が決まった。

 またノアがtwetterを弄っている······絶対また変なタグ付けて投稿するつもりだろ。

 タグを確認するために、投稿する前に1度見せてもらった。


 


#男の娘

#おとこのこ

#実は男です

#コスプレ

#cosplay

#猫耳

#飼い主募集中

#飼ってほしいにゃん!


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|   ゆいちゃんの猫耳姿     |    

| (最後にイラストのurlあります)  |              |                 |

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 こうして2枚の美少女♂️が投稿されたのだった。

 



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 ※第2話にある優希の容姿についての記述を『筋肉もほどよくついていて』から『傷1つなくすべすべしていて肉付きもよい真っ白な肌』に変更しました。

 理由はせっかくの女装姿だったのでかわいくしたかったのと、AIでゆいちゃんを生成してみたかったからです。

 2枚のイラスト、同じ部屋なのに背景違いますが気にしないでください。(僕には無理でした)


↓黒髪ボブ

https://kakuyomu.jp/users/scram/news/16818093087934192807

↓猫耳

https://kakuyomu.jp/users/scram/news/16818093087945999001

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