第20話 ············っ、ま、ママぁ

 ノアとの濃厚で熱いキスを終え、2人は部屋の中で疲れ果てていた。

 2人とも初めてのキスだったに、気持ちよすぎてどちらも求め合った結果がこのザマである。

 今日友達になった女の子と、こんなことしていいのかと思ってしまうが、今更後悔したところで後の祭りであった······まああっちから命令してきたし、いい、よね?

 今の僕にできることとしては、ノアの機嫌を損ねないように命令に従い、時間が過ぎるのを待つことしかできない。

 僕の生殺与奪の権は全てノアに握られている。

 この感じだと、ノアのしてくる命令が「汗だくセ○クスの汗だく抜きしよ!」とか言ってくる可能性もなくはない。

 とりあえず今の僕は、ノアの命令に従う奴隷にならなければならない。


 そして現在、特にノアが命令してくることもなく、激しいキスの余韻により、2人で休憩していたのだが······


「後10分したらまた命令するから、それまでにしっかり休憩しといてね!」


 キスが終わった直後の疲労が嘘のように、ノアが無慈悲にそう言ってきた。

 ちょっとでもこれで王様ゲーム終わりかな?······とか期待した僕がバカでした。

 10分って聞くと長く感じるかもしれないが、この10分間は授業終わりの10分休憩と同じぐらい短い······いやそれよりも短いかも。

 ポッキーゲームという名のキスよりもやばい命令とかさ、何とは言わんがあれしか思い付かない。

 何命令されるのかなー、もしかして本当に汗だくセ○クスの汗だく抜きされるのかな。


 そんなことを考えていたら、いつの間にか10分が経過していた。


「はぁ、優希······そろそろ次の命令するよ。」


「駄目って言ってもどうせ命令するんだろ。」


「よく分かってるじゃない、私の変態奴隷ちゃん♡」


「はぁ···············」


「はぁ······って何?まるで私に命令されたくないみたいじゃん!」


「いやそりゃ命令されたくないだろ。」


「まだ抵抗の意志がある········もっと分からせて従順にしないと。」


「命令は·····················」




「優希、あなた赤ちゃんになりなさい!」




 ??????????·········?????

 すみません、意味不明すぎて頭の中の9割9分が???で埋まった。

 まずさぁ、赤ちゃんになろうと思ってなれる物じゃないし、身長160cm体重は分からないけど多分50kg前後の男なんだけど。

 そんな男が赤ちゃんになる······おぇ、キモすぎる、想像しただけで吐き気が。

 ·········でも転生して2日目だからさ、この身体だったら実質生まれて2日目なのでは?······いやそれでもキモすぎる、中2だぞ!中学2年生!

 まあ一応抗ってみるけどさ············


「いやぁ······ものすごーーーく赤ちゃんになりたいけどさ、そのために必要なベビー服とか哺乳瓶がないからできないんじゃない?」


「へぇ、そんなに赤ちゃんになりたいんだ優希は······ベビー服と哺乳瓶ならあるけど。」 


「え?······いや哺乳瓶はまだしもさ、ヘビー服はサイズが小さすぎて着れないんじゃない?」


「ちゃんと優希サイズに合わせたベビー服あるけど。」


「···············は?」


「優希用ベビー服ならあそこに入ってる。」


 そう言って、ノアはクローゼットを指差した。

 恐る恐るクローゼットを開いてみると、そこにはノアにとても似合いそうな服たちの姿があった。


「優希、1番右見てみて。」


 視線を徐々に左から右に移していくと·········


「いや何であるんだよ!しかも僕用の大きいやつが······」


 1番右には、僕がぴったり着れるくらいの大きなベビー服があった。

 のあ、お前······準備満タンすぎるだろ、そんなに赤ちゃんプレイをさせたかったのか。

 赤ちゃんになりたいとか言ったの逆効果だったかもしれん······もう受け入れるか。

 

「これで、もう······逃げられない、ね?もとから逃がす気なかったけど。」


「とりあえずこの大きなベビー服着て。私はスマホでもいじってるから。」


 そう言って、ノアはクローゼットの右端にあるベビー服を取り、こちらに渡してきた。

 いや、あの、部屋から出ていってくれませんか?

 どうせ言っても出てってくれないから······着るか。

 スマホいじるとか言っておきながら、ノアが僕の着替えをガン見してくる。

 そんな視線に耐えながら、制服からベビー服に着替えるのだった。

 



「ゆうきちゃん♡······ママのお膝の上においで。」


 ノアがお膝を上をトントンと叩いてくる。

 周りから見たら、赤ちゃんになろうとしている変態コスプレ男が、ノアのお膝の上に頭を乗せた。

 ·········ノアのお膝、すべすべでやわらかくて気持ちいい。

 僕は今、男なら1度は夢見るであろう······美少女に膝枕をされている(赤ちゃんの格好で)

 上にはかわいいノアの顔、すぐ近くにはやわらかそうな大きなノアの胸が見える。

 ······何て景色なんだ、間違いなく日本の絶景TOP5に入る。


「······いい♡こんなにもイケメンが私にしか見せない裏側があるなんて······そして秘密を知った私はイケメンに脅迫して、最終的には私の性奴隷ペットに堕ちてしまう。」

 

 ······おーい、性癖丸見えですよ。

 でもそのシチュも1度は憧れるよね、とても分かる。


「はーい、ゆうきちゃーん♡ご飯できまちたよー♡」


 右手にはミルク入りの哺乳瓶がある、そして左手で僕の頭をやさしくさすっている。

 ノアはミルク入りの哺乳瓶を僕の口に近づけてきた。

 そして僕は覚悟を決めて哺乳瓶にしゃぶりついた。


「ゆうきちゃん♡そんなにミルク飲みたかったの?♡」


 ただミルクを飲んでいるだけなはずなのに、いけないことをしている気分に陥る。

 これで赤ちゃんプレイが終わりだと思っていたが······突然ノアがとんでもない発言をしてきた。


「よちよちゆうきちゃん♡ミルクだけじゃなくて、ママのお○ぱいも飲みましょうねー♡」


 そう言って、ノアは僕に哺乳瓶を咥えさせるのを止め、制服を脱ぎ始めた。

 え?まじで制服脱ぎ始めた、流石に冗談とかじゃないの?

 ノアは制服を脱ぐのを止める様子もなく、やがてブラだけの状態になった。


「······ノア?冷静になって、冗談だよね?」


「は?何赤ちゃんが言葉を発してるの?ゆうきちゃんは大人しくママのお○ぱいをしゃぶればいいのよ♡」


「ノア······それは流石に度がすぎてるって。」


「赤ちゃんはあんな言葉発しないはずなのになぁ······ゆうきちゃん♡ママって言って?♡」


「·················っ、ま、ママぁ。」


「ゆうきちゃんよく言えまちたねー♡」


 そう言って、遂にブラまで外し、ノアの大きな胸が見えるようになった。

 ············でっか、中2にしてはでかすぎんだろ。

 ノアに膝枕されているので、すぐ上にとても白くて綺麗で大きな胸がある。

 今からこれにしゃぶりつくのか·········

 

「ゆうきちゃんおいで♡ママのお○ぱいでちゅよー♡」


 ノアが僕の顔に胸を近づけてきた。

 ······そしてそんな誘惑に耐えられる訳もなく、僕はノアの胸にしゃぶりついた。


「いいこでちゅねーゆうきちゃん♡ママのおっぱいおいしい?♡······っあ♡ゆうきちゃん♡まっ、まってぇっ♡そんなに激しくされると、あっ♡ママ、おかしく♡はぁ♡んっ♡なっちゃうぅぅぅ♡♡♡」


 ノアに主導権を握られてたのが嫌だったので、仕返しとして一心不乱に胸をしゃぶってやった。

 すると、ノアの胸の先っぽが段々と勃っていき、気持ちよさそうな声を上げていた。

 初めて女の子の胸をしゃぶった感想としては、別に味もしなくて美味しくない。

 美少女の大きな胸をしゃぶり尽くしているという高揚感で、興奮しているだけなのかもしれない。


 ちなみにしゃぶっている間、ノアの先っぽだけでなく、僕のあそこも勃っていた。




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 赤ちゃんが胸をしゃぶるのは自然の摂理だから、何もやらしいことはなかった······いいね?


 やっぱタイトルってふざけたくなるよね。

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