第8話 男がいる前でする会話ではない
両手に花ではなく、前後に胸状態は10分は続いた。
妹に抱きつかれた1時間のせいで感覚が狂っているが、10分間も十二分に長い···ましては血が繋がってるし。
10分間ハグし続けるとかさ、付き合って1日目のラブラブカップルでもそこまで長くないと思う。
ただ今長すぎるハグを終え、一緒にカレーを食べているのだか·····誰か助けてくれませんか?
作ってくれた夜ご飯のカレーをよそうところまではよかった、よそうところまでは。
カレーをよそい4人用のテーブルに座ると、すぐさまお姉ちゃんが隣に陣取ってきた。
さらに執拗に近づき、その大きい胸をわざと当ててくる始末。
お姉ちゃんに「ご飯食べたいから少し離れてくれない?」と言ったら、にやにやしながらさらに距離を近づけてきて、「お姉ちゃんのおっぱいで興奮してるの?ご飯中だけど揉む?」と耳の近くで囁いてきた。
妹がそのような様子を見て見逃す訳もなく、お姉ちゃんに対抗して妹まで僕の隣に座ってくる。
本来は2人までしか座るスペースがない場所に、3人でぎゅうぎゅうになりながら座っている。
まじで両手に花になってしまった。
「このままじゃ夜ご飯食べられないからどいてくれない?」
「じゃあお兄ちゃんが夜ご飯食べられればいいんだよね?」
「拒否しないのは弟くんがおっぱい当てられて興奮しちゃう変態さんだからだよね?」
おい、どうしたらそうなるんだよ···まあそうなんだけど。
確かに僕は変態かもしれないが、確実にお姉ちゃんの方が変態。
今日初めて出会ったのだがこれだけは言いきれる。
「お兄ちゃんに食べさせてあけるね······はい、あーん♡」
「いや1人で食べれるからいいや、この年になって食べさせてもらうの恥ずかしいし。」
「あれ???1人で食べられなかったんじゃないの?????」
妹の機嫌があからさまに悪くなる。
「はい、お兄ちゃん、あ~~~ん♡♡♡」
このままでは埒が明かないので、素直に受け入れることにした。
早く部屋に戻ってラブコメを執筆するために。
作ってくれたカレーは美味しいのだが、もちろん食べさせてもらっても美味しさは変わらない。
何なら2人が近すぎて味がよく分からない。
「お兄ちゃん、間接キス、しちゃったね///」
妹がほっぺを赤く染めながら、こちらを上目遣いで見つめてくる。
僕の妹がかわいいすぎる!!!
「あなたには間接キスが限界でしょうね。」
お姉ちゃんはかわいくはない、かも。
「そういうお姉ちゃんはどこまでできるの?」
「私?私はどこまでもできるわよあなたと違って。弟くんのあそこを挿れられるし、むしろ初めては弟くんのために残しておいてあるから、私は処女よ。ね?弟くん?」
反応しづらい話題を突然振ってくるな。
普通に人前で処女宣言をするな。
「優奈だってお兄ちゃんとえっちできるもん!あそこ挿れられるもん!そして既成事実作って、赤ちゃんも作ってお兄ちゃんと2人で幸せな家庭を築くの!」
妹は妹で話が飛躍しすぎな。
あと既成事実って言葉どこで覚えたまじで······
「あら、あなた段々顔が赤くなっていってるけど、ほんとに弟くんとS○Xできるかしら?せいぜいキスが限界だと思うのだけど。」
「うるさいうるさい!できるから!絶対にお兄ちゃんで処女を卒業するから。そして同時にお兄ちゃんの童貞も卒業してもらうから。」
「ふふ、あなたにしては珍しく頑張ってるじゃない。」
こいつら···でいいか、こいつら仲良いな。
てか勝手に僕の貞操を奪わないでほしい。
「お姉ちゃんバカにしてるよね?久しぶりにケンカしたいの?」
「あら弟くんに続いてあなたも生意気なのね···久しぶりのケンカね。あれやっちゃう?」
「お姉ちゃん泣いても喘いでも気持ちよくなっても知らないからね!」
······喘いでも???·········気持ちよくなっても???
嫌な予感がする···一体何が始まろうとしてるのか。
早くカレー食べて部屋に戻るか······
「あんたまず服を脱ぎなさい。」
「いやお姉ちゃんカレー先に食べない?」
「なに?私との勝負にびびってるの?」
「びびってる訳ないでしょ!もう脱げばいいんでしょ脱げば!」
そう言って僕の隣から離れて服を脱ぎ始めた。
やがて妹はブラとパンツのみの姿になり、真っ白な肌と年齢不相応な胸が見えるようになった。
前世も含めても初めて女子の裸を見た気がする。
大きすぎず、ちょうどいい大きさの胸もいい、その胸がブラで隠されているのもまたいい、顔を赤くして恥ずかしがりながらこちらに見せてくるのもいい。
「お兄ちゃん♡どう優奈の
···どう答えよう······とても悔しいのだが、正直に言うと妹で興奮してしまっている。
でもしょうがなくない?だって妹が魅力的すぎる悪い。
てかなぜ服脱いだ?ケンカのために脱いだことは分かるんだけど。
「···え?な、なんで服脱いだの?」
「それよりお兄ちゃん?乙女の裸見といて感想も何もなし?」
「···とても······魅力的だと思います。」
「お、お、お兄ちゃんが、わ、私の身体を魅力的だって!?これは実質付き合ったと言っても過言じゃないよね???それどころかもはや夫婦だよね!!!お兄ちゃん私は最低でも子供3人は欲しいな!理想は5人だけどね!」
「はいはい、戯言はそこら辺にしなさい。弟くんも喜ばせるための冗談ありがとね。弟くんがあんたみたいなおっぱいも小さくて、発達しきってないロリ体で興奮できる訳ないじゃない。」
「はぁーーー?お兄ちゃんは脂肪の塊でたゆんたゆんな無駄なおっぱいよりも、優奈ぐらいのおっぱいの方が好きだから!」
「でもパ○ズリするとき、おっぱいは大きければ大きいほど気持ちいいわよ。だから弟くんは私のおっぱいのほうが好きだと思うわね。」
勝手に胸の大きさの好みを決めつけないでほしい。
ちなみに小さいよりかは大きい方が好き。
「うぅ······でも女の魅力はおっぱいの大きさだけじゃないから!発達してない身体でも魅力あるから!」
「ふーん、例えば?」
「発達してない身体+処女だから、当然優奈のあそこはキツキツ。キツキツの方が挿れた時気持ちいいよね?しかもキツキツお***お兄ちゃんに取って置くために、デ○ルドどころか指すらいれたことないし。よって優奈の方が気持ちよく逝かせられるの。」
「······あなたがお触りだけで逝っちゃう変態さんだってことは分かったわ。でも弟くんのために私の処女、大切に取ってるからキツキツさでは負けないわよ。」
「絶対お姉ちゃんさ、身体と同じでぶよぶよのガバガバお***でしょ。そんなのでお兄ちゃんを気持ちよく逝かせられると思ってるの?」
何あそこのキツキツさで争ってるんだこの姉妹。
明らかに男がいる前でする会話ではない、女だけでもする会話でもないが。
「······あなたの未熟で未発達な身体には勝てる気がしないわね。」
「それまたバカにしてるよね???」
「もちろんバカにしてるわね。むしろバカにしてないとでも思ってるのかしら?」
「はぁ?ほんとにケンカしたいようだねお姉ちゃんは。そろそろあれ始めるからお姉ちゃんも服脱いで。」
「あらあなたせっかちわね···私も弟くんに身体まさぐって欲しいから脱ぐわ。」
そう言ってお姉ちゃんも僕の隣を離れて服を脱ぎ始めた。
やがてお姉ちゃんもブラとパンツのみの姿になった。
妹と同じように真っ白な肌とあまりにも大きすぎる胸が見えるようになり、身体を見せつけるように近づいてくる。
お姉ちゃんの身体えっちだ···もちろん胸の大きさもそうなのだが、スタイルいいのに太ももやお尻など色々と大きい。
男の理想を詰め込んだようなスタイルをしている。
「どうかしら私の身体は?あんなのより興奮してくるでしょ?」
「あんなのって何ですか!あんなのって!······そろそろ始めますかお姉ちゃん。」
「両者準備完了したことですし、あれを始めましょうか。」
「······あれって何?」
「そういえば弟くんはあれを知らないのか。」
「お兄ちゃんこれから始まるのはね、私たちがケンカしたときとかにさ、どっちが悪いのかをこの勝負で決めてるんだよ。私たちの中は
性戦か······名前からしてまともじゃないことだけは分かる······なぜか2人とも服脱いだし。
「性戦のルールはね、簡単に説明すると、まず2人ともほぼ裸になるじゃん。そして、30秒間ずつ交代でお***を触り続けて先に逝った方が負け。どう?簡単でしょ?」
は?
--------------------
読み直しの時、姉妹2人の会話終わりすぎてて笑らっちゃった、自分で書いたんだけど。
短めが好きとか言いつつ、3500文字、多いか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます