第二節 魔王
「ココは、どこ?」
目が覚めると、そこには見知らぬ男性が僕の目の前に立っていた。
「うわっ!」
驚きのあまり声が出る。
だって、今、僕の目の前には、角の生えた男が目の前にいるからだ!?
死ぬかもしれない……そう思い怯えていると男は「お目覚めになられましたね。魔王様」そういって男は、僕に礼儀正しく頭を下げる。
ん? ちょっと待てよ。今、僕に向かって魔王様って言った、よな……
いやな予感がする。
僕に違和感があったのか、男は顔をしかめる。
「えっと、どうかされましたか? め、珍しい。いつものように私をゴミ扱いしないだなんて……」
最低だなこの魔王。
僕は、あの神に、あの寝不足神やろうに異世界の最低魔王に転生させられてしまったんだ!?
そう思うと次第に僕は神に対する怒りで全身が震える。
「ちくしょー! これならもう一回死んでやる!」
怒りに任せて全身を投げ出して窓から飛び出そうとする僕を男は驚いた状態で僕を抑える。
この魔王はまだ子供なのか体は全体的に小さく、僕は簡単に押さえつけられてしまった。
それからなんやかんやあり、なぜだかお茶を飲むことになった。
なぜだかわからないが、「魔王様! お茶を、お茶を飲みましょう!」そういってお茶を入れてくれたから今は一緒にお茶を飲んで落ち着いている。
聞くと男の名前はノーバルと言うらしい。
今までこの魔王はどんな生き方をしてきたかはわからない。
なら、僕は僕なりの生き方をする。
ノーバルは、何となく信用できる気がするし、これから僕は、最低な魔王ではなく、人間と共に過ごす優しい魔王になる!
つづく
~あとがき~
本日は第二節を投稿しました。
一応自分の中で確認はしましたが、せっかくなら皆さんの力を借りたい。
なので、自分では気づかなかったところのアドバイスもよろしければいただけないでしょうか?
逆にOKだったら、いやじゃなければここがいいね!などのコメントもいただけると嬉しいです。
最後に、面白かったら♡お願いします!
ではまた次回!バイバイ!
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