転生先は魔王様!
ネコを愛する中学生(略してネコ愛)
第一節 転生
僕は、争いが大嫌いだ。
喧嘩なんてもってのほか、見るだけでも全身が震えてしまう。
子供の時にガキ大将だったあいつにいじめられてから僕はトラウマになった。
それ以来この様だ。
正直、そろそろ克服はしたい。
僕だってもう高校生だ。
いつまでも弱いなんてうんざりだよ。
「やめてよ」そういいたいが、結局言い出せず最後はいつも通り僕がクラスみんなの雑用をやらされるんだ。
「はぁ~結局クラス全員の掃除をすることになった。先生も注意しないなんておかしいよ……」
学校を出ると辺りはすでに暗くなっていた。
「早く帰らないとまたお母さんに怒られちゃう」
そう思い僕はダル重い体を起こし走り出す。
ちなみに百メートル走は三十秒だ。
自分でも悔しいくらいに遅い。
ほとんど泣きながら走っていると、信号は赤なのに突っ込んできたトラックにはねられ目を覚ますと僕は、見知らぬところにいた。
「や~あ」
あくびをしながらそういうのは神々しいオーラを放った小さな子供であった。
「ん? ああ僕のことか。僕はキミらの世界で言う神だね」
当然のように人の心を読む神。
驚きながらも僕は心の中で何かを察する。
神はそれを読んだのか、僕に真実を伝える。
「そう。君は死んじゃったのさ。でも安心して。君はもう一つの世界に転生させるからふはぁ~あ」
そういって神は右手で指を鳴らす。
「じゃあ、よい人生を~ふはぁ~あ」
考える間も与えずこの神はあくびをしながら僕を転生させる。
「え、あ、え? ちょ、ちょっと待っ!」
そう言いかけた次の瞬間、僕は全くの別世界でもう一度目を覚ました。
つづく
~あとがき~
本日から新しいこちらの小説もぼちぼち投稿していく予定です。
投稿頻度は遅いかもしれませんが、よければ見てください。
また、よければアドバイス等もいただけると今後の小説につながりますのでよければお願いします。
面白かったら☆お願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます