書きたいときに書けばいい

小説を書く価値ってなんだろう?

そんな純粋な疑問を考えました。


答えは「書きたいから書く」だけです。

それ以外の理由は本当の価値ではありません。


どんな表現物でも、表現者が表現したいから表現されるのです。


そして。

「書きたいから書く」のならば、「書きたくないから書かない」も成立する。

私は「書くこと」と同じぐらい「書かないこと」も大事だと思っています。

「継続は力なり」と言われるように、毎日コツコツと書き続けることが美徳だとされています。でも、果たしてそうでしょうか?

結局、小説というものは「書きたいから書く」のであって、毎日書くことが苦痛だったり、書く気持ちにならないのなら、書かなくていいと思っています。苦しみながら生み出された娯楽作品が心を打つわけがありません。


書きたいときに書けばいい。

書きたければ書く。書きたくなければ書かない。

書いていて面白くなかったら、書くのを辞める。時間をおいて書いてみたら面白くなることもある。時間をおいても面白くなかったら、辞める。それでいい。

ただ、人間は面倒くさがる生き物ですので、「書きたくない」と「書くのが面倒」を混ぜないようにしましょう。面倒だと思っているものは、たいてい書けば「書きたい」に変わります。少しだけ書いて「書きたくない」なら辞める。


書きたい気持ちを大切にして、書きたいときに書きましょう。

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