ポモドーロ・テクニックがマジで効く

ほんとうにこれ、マジで効きます。

なにか活動をする際に、タイマーを使います。

25分の作業+5分の休憩。これをひたすら繰り返す。

すると、集中力が続き、生産性が爆上がりするのです。


何がいいって、マジで集中力が1日中続くのです。

私はよく、フルパワーで2時間ぐらいぶっ続けで作業して、その反動でその日はもう何もしないっていう状態がよくありました。「がんばったからもういいでしょ!」と勝手に思ってしまうのです。実際、2時間分がんばったとはいえ、作業の内容も多くないし、活動の質も1時間経ってからは下がっていました。


しかし、ポモドーロ・テクニックを使うと、集中力を使い切ることはありません。

25分の作業なので、使い切る前にタイマーが鳴ります。そして、5分間の休憩で集中力を回復させ、また25分の作業に励む。このサイクルが本当に絶妙です。25分なら疲れないし、5分の休憩でまた作業できるほどに休めるのです。


これを使ったおかげで、本当にすごいのです。この間の私は、

・小説を1万字書けた

・ゲーム実況を2時間分収録した

・ゲーム実況の動画を2つ編集した

・ユーチューブに動画を投稿した

・1000字の日記を10分で書いて投稿した

・今のエッセイを書いた


こんなことが可能です。しかもこれ、朝の8時から17時までの話。まだ半日でこれなのです。まだ夜も活動できれば、もっと生産性が上がる。


ここで、私的なアドバイス。


1つめ。

私はタイマーの時間を変えていて、「30分の作業+10分の休憩」にしています。25分でもいいのですが、少し短いと感じたので、5分延長しました。そして休憩の10分。休み過ぎだと思いますが、私は休憩において、クールダウンの時間が必要です。最初の2分くらいは活動の熱が残っていて、休めない。実質3分ぐらいの休憩は短すぎる。なので、10分にしました。最初の2分でクールダウンし、8分ぐらい横になって休みます。寝ることもありますが、たいていは残り2分で次の作業のことを考えています。というよりは、「早く作業したい!」という気持ちが湧き上がってきます。2分でその気持ちを耐えて、内圧を高めていく。そのおかげで、次の30分にすんなりと入り、爆発力が出る。この内圧時間はけっこうおすすめです。


2つめ。

タイマーは必ずアナログのものを使うこと。

PCとかスマホはだめです。この2つは集中力を奪う要因が多いため、活動や休憩のはじめに触るには危険です。タイマーをセットしようとして、気付けばセットせずに別のことをやっていた——これでは集中力がなくなります。

私はダイソーで買った300円のキッチンタイマーを使っています。自立してくれるし、数字もボタンも大きい。後ろの音が出る穴はテープで塞いで、音量を下げています。

そしてタイマーはふたつ用意します。作業用の30分と、休憩用の10分。それぞれ鳴り終わったらまたもどの時間に戻るので、押して止めて、押して止めてのループ。これを繰り返すだけです。押せばすぐ始まるのが本当に良いです。


3つめ。

タイマーには絶対に逆らわない。

30分経ってもまだやれそうとか、10分休憩でもう少し休憩したいとか、そういう感情が湧き上がっても、タイマーには逆らわない。30分以上やってしまうと、キリはよくなっても、集中力は削れます。結果として、「疲れた」とか「がんばった」と感じてしまい、その後が続かない。休憩もそうです。10分経っても休んでしまうと、その後のサイクルが崩れます。そもそも、休みたいならポモドーロなど関係なく休んだほうがいいです。

サイクルは絶対です。タイマーには逆らわないこと。


4つめ。

4サイクルぐらい終えたら、30分以上の休憩を入れること。

無敵と思えるポモドーロですが、やっぱり集中力は無限には続きません。4サイクルぐらいすると、集中力も落ちてきます。その時には、しっかりと休むこと。10分の休憩と30分の休憩は違います。10分を回復魔法とすると、30分は宿屋での回復。回復の質が違います(回復魔法がどうかわからないけど)。

大事なのは、10分の休憩は「休憩」ですが、30分の休憩は「好きなことをする」こと。本格的に寝ることでもいいし、散歩でもいい。ゲームでもスマホでも、自分の好きなことをする。この30分によって、自分を喜ばせるのです。4サイクルやったご褒美として、思い切り好きなことをする。

私はロードバイクに乗るか、シャワーを浴びるか、散歩をします。身体を動かすのが好きなので。たまにゲームもします。

30分の好きなことを終えたら、またポモドーロのサイクルを始めます。前のサイクルよりも活動意欲が湧いている状態ですので、集中力が戻っています。


5つめ。

作業の30分で、タスクはひとつにする。

やりたいことがたくさんあったり、どれか選べなかったりするときは、ひとつに絞りましょう。なんでもやりたい状態だと、気が散って集中力が削れます。いろんなことをやりたいときは、30分毎に内容を変えましょう。これも集中力が続くのでおすすめです。私は小説とゲーム実況をやっているので、交互にやると頭の使用領域を分散できて、集中力が続きます。自分の合う方法でカスタマイズしてみてください。


他にもまだまだありますが、ここまでにします。


ポモドーロテクニックに出会って、生産活動の質が激変しました。

以前は本当にダラダラとした作業ばかり行っていました。

そして、作業が進まないと自分を責めてしまい、また頑張ろうと集中力が枯渇するまで活動する、まさに悪循環でした。

私に必要だったのは、根性でも才能でもなく、集中力を上手に使う方法だったのです。

タイマーひとつ(正確には2つ)で生産活動が爆上がりする、このポモドーロ・テクニックをぜひ使ってみてください。

意思が弱いと感じている人ほど効果があります。自分の部屋で集中出来ない人でも、どこかに行って作業する必要がありません。自宅で簡単に集中できます。


ぜひ、タイマーを買ってみてください。

人生が面白いほどに変わりますよ。

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