感情を揺さぶる

私が物語に触れる理由。

それは「感情を揺さぶってほしい」からです。

ほのぼの系や日常系はあまり好きではなくて、どちらかというと感情の振れ幅が大きい物語が好きです。シリアスやドラマティックな感じ。

もっと好きなのは「感情のジェットコースター」。もう読んでるこっちが感情が振り回されてしまうような、そんな作品。


作品の中で、この感情を揺さぶるテクニックが激しく使われています。

上げて、下げて、また上げて、また下げて、上げまくる。

私はこれを「感情の交互浴」と呼びます。サウナ的なやつ。


大事なのは、作品内で交互浴できるポイントを作ること。

よくありがちなのは、シリアス作品がシリアスばかりを突き詰めてしまう。すると水冷浴しかできなくて凍えてしまう。逆に明るい話は、温かいところしかない。もちろんそれもいいんですが、いい作品というのは、シリアスも明るいもちゃんと用意されているんです。

理由は簡単。感情の振れ幅が大きくなるから。

不幸だったキャラが幸せになる。これだけで振れ幅が大きいです。0から100よりも-100から100のほうが大きいんです。


そして、読者はキャラクターの感情に移入します。

なので、キャラの200の感情は、読者も200で伝わるのです。

これが感情を揺さぶるということ……だと、私は思っています。


まぁ言うは易く行うは難し。ほんと、小説ってマジ難しい。

でも、楽しいです。ゲーム感覚でクリアできそうですし。

そんなこんなで、感情を揺さぶりたいという話でした。

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