Ep.19 -響谷くん、好き。大好き。-

 人と関わるのが面倒。

 そう感じ始めたのはいつ頃だったかな。


 最初は私を褒めてくれているんだって思ってた。

 だから嬉しかった。だけどある時気が付いた。皆が褒めているのは私じゃなくて、完璧な私なんだって。

 私は完璧じゃない。褒められているのは私ではないけど、でも、それでも褒められたくて。

 応えていた。完璧であろうとする周りの期待に。


 きっとそれは両親だって同じだった。『私達の娘は完璧なんだ』、そう言って周囲よりも上に立って優越感に浸りたいだけだ。

 中学も、高校も、親の言われるがまま。夢なんて見つからなかった、熱中できるものが見つからなかったから。


 …でも、親の選択に従っていて、良かったと思う事が一つだけあった。

 それは響谷くんと出会えたこと。…でも、たったそれだけとも言える。




 理由は分からないけど、いつも響谷くんの事を目で追ってしまう。

 気になってしまう。


 最初は分からなかったけれど、それが『恋』なんだってわかった。

 言葉にしてみると、案外短いものだ。でも、そうだと思ったら腑に落ちるものがあった。

 何時の間にか響谷くんと過ごす時間が増えて。


 何時の間にか響谷くんと恋人になって。


 何時の間にか、思考の大半が響谷くんの事で埋め尽くされていた。




 もっと響谷くんに触れたい。もっと響谷くんを感じたい。もっと響谷くんを好きになりたい。

 響谷くんと一緒にいると満たされて、幸せになる。


 響谷くん、好き。大好き。


――――――――

作者's つぶやき:う~ん…結華さんのは単純に響谷くんLoveなので書くことがあまりにも少なすぎるんですよね…。

まぁ、はい。

純粋に響谷くんが好き。以上。それだけです。

結華さんは単純ですね。

…まあ、ヤンデレとかにならなければいいんですけどね…。

次回はちゃんと2,000文字書きます

――――――――

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