　勇者（ゆうしゃ）刀（とう）『穂村（ほむら）』（人体（じんたい）化（か）中（ちゅう））は、勇者『日野（ひの）雄大（ゆうだい）』に、機械（きかい）刀『女穂（おなほ）』を渡（わた）し終（お）えて、魔王（まおう）『ブレイズ』のもとに帰（かえ）って来（き）ました。

　穂村が、魔王に、状況（じょうきょう）を報告（ほうこく）します。

「聖女（せいじょ）『望月（もちづき）紗夜（さや）』は、性（せい）に関（かん）して、想像（そうぞう）通（どお）りの恥（は）ずかしがり屋（や）だな～♪」

　報告に対（たい）して、魔王が語（かた）ります。

「ああ、それでも、紗夜は、神話（しんわ）級（きゅう）『性的（せいてき）名器（めいき）』の持主（もちぬし）なんだ。

　――きちんと、公共（こうきょう）の利益（りえき）として、社会（しゃかい）に還元（かんげん）しないと！

　それに、紗夜は、名器の特有（とくゆう）機能（きのう）を１％すら、使（つか）い熟（こな）せていない‥‥

　皆（みんな）で、スケベしまくって、開発（かいはつ）してやらないと♡」

　語る魔王に、穂村は、呆（あき）れ笑（わら）いしています。

　さらに、魔王は、語ります。

「それより、前世（ぜんせ）の奴（やつ）は、絶大（ぜつだい）ギフト『やたら女（おんな）にモテる』を持（も）ってる。

　――ところが、紗夜しか見（み）ていない！

　あいつは、不幸（ふこう）を撒（ま）き散（ち）らす『破壊（はかい）神（しん）』に、他（ほか）ならない‥‥

　まっ‥‥奴の罪（つみ）は、現世（げんせ）のオレが、美味（おい）しく『後（あと）片（かた）付（づ）け』するけどな♡」

「お前（まえ）は、女を、喰（く）い散（ち）らかしたいだけだろ？」

「そうともゆ～♪」

「鬼（おに）か！」

「魔王だけに‥‥」

　穂村と魔王は、明（あか）るく愉（たの）しんでいます。

　魔王『ブレイズ』は、勇者『日野雄大』の来世（らいせ）です！

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