桃源郷

 「シーロー💜」

 ッゲ、桜花…

 最近やたらと私に引っ付いてくる。

 とはいえ、最近私も離れがたい。

 「シロからいい匂いする~、結婚しようよ。」

 と、猫吸いされて少し変た…

 イヤイヤ,故知とら神件猫ダゾ!?

 なにアホになってんだ?

 学校で成績トップ1.2を争ってる王子のあだ名の君がダゾ!?猫を相手に…

 そう私が目を白黒させてると。

 「暑いからちょっといいの貰ってくる。」

 と言ったら三分後に

 「ただいま~、シロも一緒にアイス食べる?」

 食えないに決まってるだろ💢

 「シャー」(今の私は猫だぞ)

 そんな風に数刻ワチャワチャ

 「シロがお嫁に来てくれたらどんなに良い…」

 桜花の顔色が急に青ざめて止まった。

 そしてアイスが床にベッシャッと落ち

 「グッハ…ゲッホゲッホ…グッハ」

 発作と吐血をし始めた桜花。

 ドアが開いていたため桜父桜母の前に行った。

 そして、私を見た瞬間に二人は慌てて救急車を手配し始めた。

 大急ぎで桜花の部屋に行き情報整理等。

 ただ、猫は行っては行けないので家でお留守番だ。

 バカ飼い主、絶対戻れよ。

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