第3話 中年サラリーマンの計画と迷い
しゃべったり、動いたりできない赤ん坊ではあるが、記憶が残っているのは願ったりかなったり。同じ時間進行であれば、今度こそ選択を間違わないようにできる!
ただのさえない中年サラリーマンではなく、イケオジやちょい悪オヤジに成れるかも
しれない。恋愛だって仕事だって選ぶ選択肢が解っているのだから成功すること間違いない。それに賭け事だって結果が解っていれば絶対勝てる。
やりたいことは無限だが、まずは「明らかに間違った選択」をしたことを思い出して
今回は失敗しないようにしよう。間違った選択肢だけは覚えている。
うろ覚えだが、だいたいの時期や相手、場所を書き留めておこう。
ものすごく楽しみになってきた。
ところどころで人生を変えるだろう重要な分岐点も予想がつく。
もしかしたら、子供の頃の夢だったプロサッカー選手に成れるかも。
当時の部活の練習方法と言えば、別に専属のコーチがいるわけでもなく、毎回毎回
同じような練習を週5でやっていただけ。
2024年最新の練習方法のようにチームには専属のコーチがいて、手取り足取り教えてくれる。そうでなかったとしてもYoutubeやTikTokで技術を見ることが容易である。自分の適性なポジションも今なら解る。でもサッカー部でいいのだろうか?
小学校の先生にはバレーを勧められていたような気がする。たしかにバレー部は全国大会に行ったし、サッカー部はいつも1回戦負けだったような。
覚えている限りでの選択ミスは幼稚園の時だろう。
あと5年後に来る重要な選択を今度は必ず正しいほうを選ぶ。
今から待ち遠しい。
でも今までと違った選択をしたら、今の妻と子供にはたどり着かないのか。
違う女性と結婚するのか?男の子2人が女の子2人とかになってしまうものなのか?
それはそれで嫌だな。
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