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「こんちは~……と言っても誰もいないのよね最近」
いつものように独り言をこぼしながら、私は出席簿に挟んであるボールペンを手に取り自分の名前を書き記す。
今日のページには、相変わらず祐里さんとT先生の名前が……
「いつも二人で来て、なぜか二人ともいない……」
もしやあの二人、そういう関係だったのかな、なんて妙な考えが浮かんだところで、机の上の辞書に気づく。
あれ、出しっぱなしだ。
どれどれ、本棚に戻しておいてあげようかな、
と、辞書に手を伸ばした瞬間──
ばちんっ!!!
「ぎぃやぁぁああぁぁぁあ~!?!?」
衝撃と熱さを感じた私の人差し指と中指は、謎の物体に挟まれて明後日の方向を向いてプランプランしていた。
「ひ、ひぃいいーーー!?」
思わず部室を飛び出そうとして机に激突、中身を撒き散らしながら身体は一回転していた。
「あ、ひ、ぃえ……」
それでも身を起こして、半ば千切れかかった指を押さえて保健室へと走っていった✨
追記:
巨乳祭りって……
なんですかその邪悪な祭りは……💦
作者からの返信
コーギーはユーリ宅で小作品を愛で、ぷりっ!と星を生み出した後、またぶしつに戻ってきた。
ふふん♩ふふん♩と鼻歌を歌いながら廊下を歩いていると、すさまじい叫び声がして、アマカワがぶしつから飛び出してきた。
手を必死に押さえているから、トラバサミにかかったのだろう。
ふふ……復讐するは我にあり。
コーギーは邪悪な笑みを浮かべた。
(最後の✨は一体……!
まあまあ、千織先生へ。
千織先生の「天才」は、私が、徹頭徹尾、保証致しますので、
【さて、アマカワとスロオは破廉恥の罪を償っていない。
僕はロッカーに隠れて、奴らが来たらガブリと噛んでやるつもりだった。】は、「清めの塩」を撒くぐらいにして上げて下さいまし……。
作者からの返信
タチバナ翁はやさしーなー。
と、少し影響を受けたコーギーは、タチバナ翁がよく手にしている辞書が出しっぱなしになっていることに気づいた。
戻してあげようと近づくと、『T博士のライ麦畑』と書かれたノートが出てきた。
中を見ると、火葬前に息を吹き返したT博士の話が書いてある。
…
……
………
お前もか!
コーギーは辞書の箱にトラバサミを仕掛けて、タチバナ翁が手を突っ込んだら指が千切れるように罠をはった。
編集済
あ、もしかしてカクヨムさんに叱られるかも……?と思って、ここの応援コメント削除しちゃいました。
失礼しましたw
[追記]
いや、星くださいみたいな意味に取られるなと思ってww
作者からの返信
な、なにー!
ユーリも汚れていたのかー!
誰も信じられない……(コーギーはぽろぽろと涙をこぼした