第2話

私は家の中でtiktokを見ていた。tiktokにはいつも私の知らない色鮮やかな世界が広がっている。ついつい暇つぶしにtiktokを開いてしまうのは私だけではないだろう。私のような芋女は、tiktokでしか摂取できないオシャレさを求めているのかもしれない。今時の若者たち、美少女美少年、流行りの音楽、ファッション。どれも私と程遠いものだ。だからこそ求めてしまうのだろう。tiktokに載ってる人で多いであろう、大学生の時でさえ、私はこんなにキラキラ輝いてはいなかった。オシャレ人間たちの属しているキラキラしたグループとは違う、芋グループ所属だったし。一応彼氏はいたが、こんなオシャレカップルなんかじゃなかったし。芋女と芋男カップルだった。(元彼よ、ごめん)だからtiktokのような世界は私には眩しすぎるが、心のどこかでは憧れているのだろう。

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