第7話 秀世の悲鳴と…明美の不安定と…
「…まいったなあ…」
秀世「…もう」
明美「…
―
南「あ…優×和はもう飽きちゃったから」
「「「「……」」」」
―
「…まさか和兄を封殺されるとは…」
正直、あの
あの男の
明美「…そうするとやっぱり…」
ねえ…
「「秀世(お嬢様)~」」
秀世「わかった!わかりましたわ!…お兄さまですね」
「かわいくごろにゃんしてきて~」
秀世「…鳥肌が立ちましたわ…」
拳秀兄さん…そりゃ超超超絶美少女の秀世と血が繋がってるんだから、無駄に顔は良い。(本人は全く意に介していないのでほんと無駄だけど。)
基本、何でも出来る完璧超人。
ただ、秀世と血が繋がってると言うことは…下手するとジャイアン…
「ねえ、あんたら拳秀兄さんの歌って…聞いたことある?」
「「……」」
そもそも流行りの歌を口ずさんでいる姿があれほど想い描けない人間も珍しい。
明美「…一回」
秀世「カラオケにお誘いいたしましょうか…」
「うん…最悪、マイク切って口パクもあるかもね」
―
―
拳秀「ふむ、カラオケか。構わないよ。今から行ってみるか」
その日の帰り、あたしは明家のお屋敷に寄った。
善は急げ…拳秀兄さんが近くのカラオケまで車を出してくれることになった。
「…ところでさ、音楽室からの帰り際、南先生から何を渡されたの?秀世」
秀世「それがですね…『あなたは何も知らなすぎる』これで勉強しなさい…と、漫画を」
何だ!嫌な予感しかしない!思わず奪い取った…がっ!!
――同人誌「廃れた兄妹 廃れ巫女と狩衣の」――
秀世「キャ~~~~~ッ」
拳秀「ひ…ひ…ひひひ秀世、お前こんな望みが!」
明美「没収!没収です!お嬢様っ!!」
あの
「(すちゃっ)もしもし南先生?こんばんはじゃないっ!ちょっと今回は一線を超えて…ちょっと何その余裕ぶった態度!分かった分かりましたっ!もう全部パパにチクるからね。…知らないわよ今さら泣いても脅しても覚悟してね…あ~うるさい電話切らせろ~」
―
―
拳秀さんの歌は…普通に上手かった…
―
南先生の腐った本は、先生の悪行の証拠としてパパに見せた後、あたしが代表して叩き返すことにした。
この日はお屋敷の元のあたしの部屋に泊まった。
―
―
―
【お屋敷のあたしの部屋】
明美「三里亜~」
明美が思い詰めたように入ってきた。
「…どうした?明美」
明美「やっぱり…あの漫画はあたしが没収!」
「…どうしたのよ」
明美「だって…あんなの三里亜にこそドストライクじゃん…あんな近親相姦」
「あんな廃れた関係は、求めちゃいないわよ(笑)」
明美「だ…だって…」
可愛い明美はたまに、ほんのたまにこうして不安定になる。
「明美…おいで?」
明美「三里亜~」
だからあたしは、可愛い明美をベッドに誘う。
明美「三里亜…襲っちゃ駄目?」
「…だ~め(笑)」
明美「三里亜の…けち」
「ふふっ…明美…濡れ濡れ」
明美「あ!!指…は…いって…」
こうなると明美はもうどうすることも出来なくなる。可愛い明美はあたしの意のままだ。
「明美…指、速く動かして逝っちゃいたい?それともゆっくりゆっくりオカシクなろうか?」
明美「み…三里亜…は…速く!もう…」
「うん、分かったよ明美。ゆっくりねっ!」
その夜、明美はあたしの腕の中で可愛く喘ぎ続ける。
それから二時間ほど…明美の身体は激しく痙攣を続けたんだ。
―
―
―
―
―
明美「う…ん…みり…ぁ……」
「ごめん…明美…ほんとごめん…あたしがいなくなっても…許してね?…」
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