第3話 放課後はおちゃめにっ!何か出たっ!

秀世「…しこたま怒られましたわ…」

「あたしも…」


拳秀「さすがにこんなことで呼び出されたら困るのだよ!」


拳秀兄さん呼出用通信機まぐまたいしのふえの使い方について冷静に冷静に説教されてしまった。

拳秀兄さんごめんなさい。でもっあんたの愛する妹は…あんたじゃないと止まらないのよ!


そして…拳秀兄さんはお兄と連れ立って行ってしまった。この二人の…異様な仲睦かしい光景とか見ると思うんだ…やっぱりお兄ってホモなんじゃないの!?



モブ「め…目の前に、お…お姉様がたが…」

モブ「な…なんて神々しい…」


いつもの朝の光景だが…注目が痛い!

だいたいこんな女の園でこれだけ注目が集まる最大の原因は、あたしの隣で我関せずを貫き通している超超超絶美少女の腐れおひでよが大半だ。

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093080672983330


隣の明美もバカにしたものではない。特に…若い男性教員の視線は明美に釘付けだ。

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093080672124994


危ない…日本の教育界は…ロリコンばっかなのか!?

※フィクションですあしからず。


その点あたしは…

モブ「三里亜お姉様素敵…」

モブ「ああ…三里亜お姉様に踏まれたい…」

「……」


何か…良からぬ会話が有ったような気もするが…無視っ!!



🎵~~

第二音楽室に響くサックスの音色…

放課後のひととき、あたしの大好きな時間…

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093079676313384


秀世「相変わらず訳の分からない上手さですわね」

明美「ほんと無駄にうまいのよね…」


うるさいわ!才能を褒め称えなさい!


ここ第二音楽室はあたしたちの聖地。

あたしたちのささやかな軽音同好会の。


ピアノの秀世

アコースティックギターの明美

そして…サックスのあたし


秀世「バランスのバの字もない構成ですわね」

明美「ねえ、今年の文化祭、ボーカルはどうするの?」

「それはね~やっぱりピアノの子に…」

秀世「却下ですわ!」

明美・三里亜「え~」

秀世「うるさいですわ二人とも、性格の悪い!」


秀世、最大のウィークポイント…音痴。

小学校の頃、女装ジャイアンと言われていたのは有名な話だ。何故普段の可愛い声が殺人金切音に変わるのか…未だに分からんが検証すると死人が出かねん。


明美「じゃあ、またあたし?一番受けないんだけど」


そんなことはない…普通に受ける。ただ…熱狂的な野郎若先生軍団の狂った歓声がうるさいだけだ。あいつらほんと…死ねば良いのに…


「へっへ~ん、実は今回は画期的なアイディアがあるんだ!」

秀世「なんですの?生半可なことではわたくしの琴線には指一本…」

「お兄に歌わせる」

秀世「天才ですの!?三里亜さん!!」


?「へ~、優くんが参加するんだ!」


ま…まずい、シークレット情報が一番まずいところに。


南「それは楽しそうね!」


現在、対お兄戦線最大の敵、軽音同好会顧問の高倉南先生が出現した!

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093080317633306

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る