第2話 腐れお嬢…とその従者とマグマ大使?

?「優さま~昨日ぶりですわ!わたくし寂しくて寂しくて…」

「おい、明美みんめいっ!どこにいる!さっさとこの腐れおひでよを回収しろっ!」

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093080672983330


いきなりだ。家を出たとたん、超超超絶美少女がお兄に纏わりついてきた。待ち伏せか?待ち伏せなんだな?いつからうちの前にいたっ!?


明秀世みんしゅうせい…通称「ひでよ」。お兄の4つ年下にしてあたしの同級生。

幼馴染みの華橋のお嬢様…本当に超超超絶美少女。

あたしも学校では美少女扱いされているが、この女は別格だ。


「(相変わらず…恐るべき敵…)」

我がライバルながらたまに思う。これにここまで懐かれて未だに墜ちないお兄は…ホモなんじゃないかと。


そう…救いは…お兄が秀世を子供扱いして全く靡かないのと…彼女の胸が攻撃力1(最大10)なことだ。


明美「お嬢様!朝からはしたないです!」


もう一人…あたしの幼馴染み枠がやってきた。

譚明美たんみんめい同級生。ガキのくせに秀世のボディーガード枠。これも美少女なんだけど。

こいつの胸攻撃力は 0(最大10)。

身長145㎝ 明るい茶髪のショートボブ。

凹凸が…無い…

「(…ロリっ!)」

明美「何か言った?三里亜!!」

(画像)

https://kakuyomu.jp/users/kansou001/news/16818093080672124994


多分、その手の人種には絶大なる人気を誇るであろうロリ美少女。

あたしと三人あわせて…誰が呼んだか人呼んで『フェ⚪ス中等部美少女トリオ』!!



優「(み…三里亜、そろそろ秀世ちゃんを頼むっ!このままじゃ、大学に遅れてしまう)」

「(今日夕方、「風前のおにいのばいとさき」の珈琲ヨロ!)」

優「(ラジャ)」


「こら!この暴走娘!たった今、お兄から今日の夕方の「風前の灯」での珈琲三杯分をゲットしたわ!あなたも参加したければ、今はキリキリとお兄から離れなさい!」

明美「…え?あたしもなの?」

優「…え?三人分なの?」


意思の疎通に齟齬があるっ!しかしっ!


「さあ!腐れおひでよ!どうするの?」

秀世「ひ…卑怯な…、ゆ…夕方の珈琲…優さまと二人「「二人じゃない!」」で…でもっ、優さま良い匂い…」


こ…この女!なんちゅう羨まけしからんことを!


優「…み…三里亜!(たすけて…)」


分かった…わかりましたっ!


明美「ま…まさか…あれを?三里亜っ!」


すちゃ~つっ!!

これぞ笛の形をした最終兵器!!


秀世「ま…待ちなさいっ!いけませんわ!」

「待たないっ!」


パピピポ~パピピポ~パピピポ~

響き渡る笛の音…そして


?「何かね?三里亜くん」


優「うわあっ!」

明美「きゃあ~っ!」


突如…お兄の影のそばに…屈強な人影が忽然と現れた!!


ま…マグマ大使!?


い~えっ!秀世の実の兄さん、神出鬼没で忍者みたいな明拳秀みんけんしゅう兄さんで~す!!


…どこから出てきた…




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