第37話
ボルビックから聞き出したことを話せば話すほどに自衛隊員の顔は険しい表情に変わっていくのが見て取れた。
確かにあれだけの被害を出していたボルビックですら、吸血鬼世界の強者と比べれば遥かに弱いと知ればそうなるのも分かる。
俺の攻撃でもクレーターが出来てはいるのだが、あの大きなクレーターを最初に作ったのはボルビックなのだから、それだけでもボルビックの強さが分かるだろう。
「この事は自衛隊の上の人にでも伝えておいてくれ。」
「えぇ、必ず伝えて起きます。」
自衛隊員たちと話をしている間に防衛陣地までたどり着いた。俺はそこで上司のところに向かう自衛隊員たちと別れると、炊き出しが行なわれている場所に向かう。
そこで行なわれている炊き出しは凄い大人数で賑わっており、しかも出されている炊き出しの料理の数は数多い。
俺もその中から出来るだけ多くの栄養素が取れそうな料理を頼んで食べ、頼んで食べを繰り返していく。
もう既にどこに入っているのかと言うくらいに大盛りの料理を食べた。ハッキリ言って4キログラムくらいは食べたのではないだろうか。
本当にそれくらい食べてようやく俺のお腹は満足した。食べ終わり一息吐いた俺は大阪駅のゲートへと向かうのを前提に武装装備スロットとスキルに必殺技をどう選ぶのかを考える。
相手は機械生命体、人間のように考え行動する人工の知的生命体なのだと、地球防衛機構のサポーターに聞いた。
機械なのだからこそ熱や電気に弱いはずだ。現にサポーターから聞いた武装装備スロットに装着可能なアイテムは小熱の手というアイテムである。
今の俺ならショップで使えるポイントが、かなりの量を持っている。これは吸血鬼世界からの侵略者たちを数多く倒したから貰えたポイントだ。
小熱の手よりも良いアイテムを今の俺ならショップで購入することも可能だろう。
それに【銀の鏃】を外して機械生命体に効果的なアイテムを2つ選ぶのも悪くない。それを踏まえて考えていく。
ついでに吸血鬼世界の侵略者にも効果のあるアイテムも選ぶことにした。そして選んだのはこれだ。
【火精の手】
エネルギー消費で火属性エネルギーを生成し、攻撃時に火属性を任意で付与する
【氷精の手】
エネルギー消費で氷属性エネルギーを生成し、攻撃時に氷属性を任意で付与する
【太陽石の小欠片】
太陽のチカラを攻撃時に付与する
そして次に選ぶのはスキルだ。こちらはもう既に何を選ぼうか決まっている。それは進化エネルギーなどのエネルギーに関するスキルだ。
【エネルギー操作】
凡ゆるエネルギーを操作可能になるスキル
汎用性がある反面、効果範囲が広い影響で使い熟せずらい
このスキルは武装装備スロットで新しく購入したアイテムで生成するエネルギーや進化エネルギーにボルビック戦で感じた謎のエネルギーにも効果があるはずだ。
それに必殺技のエネルギー収束をより効率的にも使えそうなスキルでもある。
最後の必殺技はもちろん遠距離攻撃技の必殺技を選ぶ。その中で選ぶのはエネルギー消費型の必殺技を選んでいく。
【エナジー弾】
保有するエネルギーを収束させたエネルギーの塊を飛ばす
消費エネルギー量で威力・速度が変わる
そしてこれが俺の今のステータスだ。
ステータス
名前:
ランク:2
武装:【金剛鎧】
武装装備スロット:【火精の手】【氷精の手】
ユニークスキル:【進化のチカラ】【闘争の化身】【超強化再生】【超人(仮)】
スキル:【武術】【エネルギー操作】
必殺技:【エナジーナックル】【エナジー弾】
これなら機械生命体とでも戦えるとは思うが、一体機械生命体とはどんな敵なのかは気になるが、そんな情報は入っていないので戦う場合は知らない状態で戦うことになるだろう。
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