第81話
レベル:283
名前:無し
種族:盗賊スライム
スキル:超音波Lv10、嗅覚強化Lv10、暗視Lv10、不意打ちLv10、打撃攻撃耐性(小)Lv10、聴覚強化Lv8、聖魔法耐性(極小)、毒生成Lv10、毒耐性Lv10、糸生成Lv10、噛みつきLv10、打撃攻撃Lv10、ファイヤーボールLv7、ウォーターボールLv8、隠密Lv2、俊敏Lv2、威圧、痛み耐性Lv2、農家Lv3、農具扱いLv2、地震、魔法耐性、我慢Lv3、投擲、体術、身体強化(小)、囮、咆哮Lv2、霧Lv2、透明化Lv3、透過Lv2、適応、瘴気耐性、弱点生成Lv2、風の刃Lv2、風圧Lv2、光るLv3、ライトLv3、フラッシュLv4、沼化Lv8、幻覚、悪夢、弓術、硬化Lv2、空間作成Lv2、不死身Lv2、人化Lv2、時間加速、隠密看破、危機察知(小)、風魔法適正(小)炎魔法適正(小)
ユニークスキル:強奪Lv2
称号:転生者
(小)ばっかりだな。
このギルドでは一番ランクが高いランク5の冒険者二人からスキルを奪った感想はそれだった。
いや、シンプルに良いスキルだと思うし、嬉しい気持ちはもちろんあるんだけどな。
この危機察知ってやつで風を拳に纏っていた方の男は俺の超音波を察知して避けたんだろうしさ。
「……」
俺はデザートとかは最後に取っておくタイプなんだけど、あれは絶対デザートでは無いよな。
そう思いつつも、俺はさっき殺した忌々しい受付の人間の元まで歩いてきていた。
(強奪)
【強奪できるスキルを確認出来ませんでした】
……だろうな。
これが良いスキルを持っているだなんて微塵も思っていなかったし、特に思うところは無い。
こいつの前に良いスキルを三個程奪えているっていうのが理由としては大きいかもな。
後はギルドマスターにケジメをつけさせるだけだし、さっさと上に行こう。
話を聞く限りこのギルドのギルドマスターはお飾りみたいだし、さっさと終わらせて帰ろう。
「ひ、ひぃぃぃ」
……腰を抜かしている受付の人間が居た。
さっき俺が逃げていいって言った人間だ。
まだ居たのかよ。
……んー、ギルドマスターの場所を教えてくれた礼って理由以外にも、受付をしていた人間たちには俺の姿……人化した俺の姿を見られている……と言うか、見せているから、出来れば逃げて貰って、このギルドを潰したのは魔物なんかじゃなく人間だってことを広めて欲しいんだけどな。
もしも目撃情報が何も無くて、あれは魔物が何らかの方法で街に入り込んでやったことなのではないか? みたいな思考になられてしまったら、魔物に対する対策が強くなって、俺がこの街に来た時のように簡単に街に入れなくなったりしたら本当に困るし、逃げてくれないと困るんだよ。
……早く行ってくれないかな。
ギルドマスターを殺したら地震でこのギルドの建物ごと潰すつもりだし、早く行かないと死ぬぞ?
「おい、逃げないのか?」
「あ、ぁぁぁぁぁ」
……話にならないな。どんだけ怯えてるんだよ。
「はぁ」
仕方ない、と溜息をつきながら、俺はそいつの首根っこ辺りを雑に掴んで、適当な壁を壊してからギルドの外へ放り投げてやった。
普通に入口の方に放り投げても、あっちは沼化してるしな。
あ、でも、あっちに姿を現しておけばわざわざこんな苦労をしてこいつを逃がす必要も……いや、まぁいいか。
沼にハマった奴らが生きて沼から出られる保証なんて何も無いし、そんな奴らに姿を見せたってな。
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