りそう の こうせい

 ビッグスパイダーを倒した僕はそろそろいい時間なので10階層に戻って一旦家に帰ったのだった。


◇16階層


 この階層ではこれまでのモンスターに加えて小さめのゴブリンが出てきたので食べてみると、少し小さめの分身を1体まで出せる『小分身生成Ⅰ』を獲得できた。


 それとレベルも素で30とグラトニースライムも10まで上がった。


 スキル『へんげ』のレベルアップによって完全に身バレはなくなったとも言える。


 あとは僕が仮の姿で配信に映るとしてどういう役割になるかだ。


 それによって今からポイントを使って取得するスキルは変わっくる筈だ。


 ……だけど役割が偏ったらすぐに身バレするんじゃないか?


 だったら何でもこなせるオールラウンダーとかは?


「それだ!」


 後はテキトーに便利なスキルを取得しよう。


 さっそく僕はライセンスを出して取得可能なスキルから必要なスキルを取得した。


その結果がこうである。


支援魔法Ⅰ(3ポイント)

 自身以外の味方の全ステータスを少し強化する魔法。燃費が悪い。


反支援魔法Ⅰ(3ポイント)

 対象の全ステータスを少し弱体化する魔法。燃費が少し悪い。


身体強化魔法Ⅰ(3ポイント)

 自身の『ちから』と『まもり』と『たいせい』を少し強化する魔法。


隠蔽魔法Ⅲ(5×3ポイント)

 自身のステータスを偽る魔法。鑑定Ⅳ未満には勘破されない。


 これで残りポイントは1になってしまったが、これならだいたいの役割はなんでもこなせそうな気もする。

 一応僕の思いつく限りの役割はこなせそうだしこれで良し。


 おかげでポイントがほとんどなくなったけど。


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