スキル の レベルアップ

◇12階層


 なんだかんだで12階層に着いたけども出てくるモンスターはレベル以外一切変わっていないっぽい。


 僕自身のレベルとこの階層に出てくるモンスターのレベルも差がある程度あるから暴食でスキルのレベルアップをすることにした。


「『へんげ』!」


僕は目の前にいるあるモンスター食べ物を片っ端から食べていく。



 ……ある程度食べて気づいたことだが、ゴブリンウォリアーやゴブリンアーチャーなど、ゴブリンの職業系はメス……つまりゴブリナでも鑑定眼Ⅰでは同じ名前で表示されると言うことだ。


 ……と、どうでもいいことを考えてからかれこれ6時間ほど。


 暴食の恩恵もあってか、同じ魔物を食べるだけでもある程度の数を食べればスキルがレベルアップすることに気づいたのである。


【剣術Ⅴ、火魔法Ⅴ、風魔法Ⅴ、弓術Ⅴ、回復魔法Ⅴ、棍術Ⅴ、盾術Ⅴ、糸操Ⅲを獲得しました。】


 そんな感じでちょうどスキルがレベルアップしたようで成果がアナウンスされた。


 途中からなんとなく察していたことだが、マッドスパイダーはこの階層では出にくいモンスターらしくレベルがⅤどころかⅣまでもいかなかった。


 それと今更気づいたことだがグラトニースライムとしてのレベルが上がれば知力が上がり、理性を維持できること、そしてグラトニースライムがとしてのステータスが素の僕よりもステータスが若干高いことがわかった。


 と、そろそろそれも限界近い気がするので一旦人間に戻った。


『レベルアップしました(以下略)』

『レベルアップしました(以下略)』


 どうやらレベルが2つ上がったようだ。


 一旦比較と整理もかねて再びグラトニースライムにへんげしつつライセンスカードを細かく確認してみる。


____________________

シーカーネーム『匿名→(未設定)』

しゅぞく にんげん→グラトニースライム

せいべつ おとこ→むせい

ねんれい 15

レベル 25→5

たいりょく/まりょく/まもり/たいせい

    170→300

ちから 170→900

ちりょく 85(割り振り不可)

みりょく 170→85

スキルビルド▽

補助:剣術 Ⅴ/弓術Ⅴ/糸操Ⅲ/棍術Ⅴ/盾術Ⅴ/棍術Ⅴ/盾術Ⅴ/ゴブリン言語

技能:火魔法Ⅴ/風魔法Ⅴ/回復魔法Ⅴ

その他:へんげⅣ/将軍の心得Ⅰ/鑑定眼Ⅰ


へんげⅣ:想像した生物の姿になる。この時、ステータスを自由に割り振ることができる。ただしステータス合計値が自身以下、または進化したことのある生物のみ可能。さらに前述の条件を満たした生物なら姿をその生物内の枠に収まる範囲内で自由に『見た目、年齢、名前、性別』を変えることができる。


将軍の心得Ⅰ:0.25時間の間、自身と自身の配下の『ちから』と『まもり』を2倍にする。

発動後、発動時間の4倍の時間の間再使用不可能になる。

補助系Ⅴ:各スキルの武器を使った動きが手足動かすように楽になる。

魔法技能系Ⅴ:燃費が良く、威力の高い魔法が使えるようになる。

糸操Ⅲ:糸を使った動きが楽になる。


種族ビルド『スライム言語/【捕食Ⅴ】/暴食Ⅰ』

____________________



 どうやらグラトニースライムはスライムから進化したから本来の僕のステータス合計値より高いステータスになれるらしい。

 それに結構へんげが強力になってる……!


 僕自身のレベルも25で充分……かはわからないけどグラトニースライムならなんとかなりそうだね。

 スキルもある程度育てたし。


「……よし、次の階層に行こう。」


僕はつぎの階層へと向かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る