第2話 薬

 二十三時、そろそろ寝よう。

 最近体調が優れなかったので、病院で薬をもらって飲み始めた。飲むべき薬はいくつかある。

 まず、この真ん中に割れ目の入ったピンクの錠剤。毎食後一錠。

 次に、小さめの水色の錠剤。就寝前一錠。

 そして、白と青のカプセル。一日一錠。

 よし、寝るか、

 「そうだ、今日はこれも飲むんだった」

 青い小さな錠剤を呑んだ。

 眠って、死んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る