魔王国会議
我は魔王、この国で一番偉いのである。
現在、魔王城の一室にて魔王国の重鎮達による会議が開かれているのだ。
会議の議題は、差別主義の酷い宗教国家への対策だ。
まぁ、アレだラノベあるある宗教国家は人間主義ってやつだ。
宗教国家の聖戦を名乗る戦いは長く続いており現在も二人の四天王が戦場に送り出すという状況だ。
あの二人はかなり強いのでこちらの死傷者はいないのだよ。
嘘ではないぞ?フラグでもないぞ?
「それでは魔王様、あの宗教国家への対応なのですが国ごと潰すという方針でよろしいのですか?」
「うむ、さすがにやり過ぎだと言う意見もあるかもしれないが、あの国の上層部だけでなく民までも思想が酷すぎる。戦争に勝てても管理が出来ん」
我の決断は間違っていない、そう思いたいのである。我とてこの国の王でありこの国の守護神の一柱でもあるのだ。
いくらでも禁術を放ってやるさ。
フハハハハ!
どうだ?怖いであろう?
我は魔王なのだよ。歴代最狂のな。
歴代最強は初代魔王なのダヨッッッ!
魔王国会議を終えた我は書類と向き合っている。
早く帰りたいなッッッ
「宰相よ、我は少しお腹が痛くてな席を外す。安心しろ戻ってくる」
こうして我は書類から逃げるのだよ!
「魔王様どこへ行くのですか?」
───なぜバレた!?
「そんな堂々と城門から城下町へと行こうとすればバレますよ」
む、それはそうだな次は変装でもするべきだな。フハハハハ
☆★☆
いつもよりも書類を早く片付けた我は軍事会議に臨時出席する事にした。
別に明日分の書類から逃げた訳では無いのだよ?これも立派な魔王の仕事なのだよフハハハハ
「それでは魔王様、宗教国家への対応は魔王様にお任せするという事で宜しいのですね?」
「うむ、我が何とかしよう。一つ国が無くなるくらいじゃ神々は手を出してこんのでな、安心して待っているが良い」
転生してから分かったことの1つだが、あまりにも破壊を尽くすと神々に目をつけられて天に召されるらしい。
実際我は転生する前に神々に出会ったのだよ、神々は基本どちらの味方をする訳でもなく観察する事が仕事らしいのでな、まぁよく分からんかった。
もう時期冬がやってくるのだが、それまでに宗教国家を潰すのか、それとも春になってからか、迷うなぁ。
我、秋でも肌寒い今はあまり外に出たくないのだが?特に朝ほんとに布団から出たくないのだよ…
うむ、明日の我に任せて寝るとしよう
フハハハハ!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます