殲滅作戦
我は魔王、いま宗教国家の城へ来ている。
宣戦布告、いや殲滅宣言をしに来たのだよ。
人の子を愛する神よ、我が神に変わってお仕置させてもらうぞ!
「人の子らよ、貴殿らは少しやりすぎた本来の教義であるみんな仲良くを年を重ねる事に変わり、今では人族仲良く他は知らん、みたいな教義だ。それは神々の望んだ結末では無い、よって消えてもらう」
そう、我ら魔王の一族は神格を持ち神界に住まう神々と密かに連絡を取り合い結果こうすることになったのだ。
「な、なんだと!そんなこと知らん!」
他にも我に向かって罵詈雑言、自らの行いを恥じず罪を重ねた者たちそれを許すほど貴殿らの神は寛容ではないのだよ。
「話しても無駄なようだな」
我は魔力を放出し、魔法陣を形成した。
【禁術:
その大きな魔法陣からは、大きくそしてナニカ分からない異形の腕や足が延び人という人を飲み込んで逝った。
言葉通り、その国に住まう人を喰らい尽くしたソレはパラパラと崩れ消えて逝った。
「まったく、禁術は疲れるのだぞ?」
そう、何も残ってない大地に言葉を投げ捨てて自国へ帰る魔王様。
「おかえりなさいませ魔王様」
「宰相よ、我は今仕事を終えてきた帰って今日は寝るぞ」
その手に持っている書類はなんだ、
やめろ!来るな!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
「我は魔王だ、書類など簡単に終わらせることが出来るのだy……」
「おかえりなさい旦那様」
やめてくれ、今日は疲れているのだよ。
「えぇ、今日は疲れているんですもの」
「おぉ、わかってくれるか」
「えぇ、さぁベッドへ行きましょうね」
次の日、干からびた魔王様とお肌ツヤツヤの魔王妃様が居たそうだ。
「我は魔王であるぞ?一応神々に認められた一族なのだよ?」
なぜ、何故だ!こんなにも無惨な姿に……
魔王と言えど、家臣や奥さんには敵わないのですよ。謎の圧があるのだからね。
「それにしても、我の扱い酷すぎるのでは?」
うむ、酷い気がするゾ最近は特にな……
ナニカ怪しいく感じるな。
少し調べてみるとしよう。
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