建国記念日
今日の我は一味違うのさ。
なんたって今日は、我が魔王国民たちに我が魔法を披露し魔王国の建国記念日を祝う日なのだからな!
ふはは!我の見せ場が来たぞ!
開会式の挨拶が終わり、そして
「幸せの
通常の
魔王国には宗教こそないが、魔王家がその代わりに神として見るもの達もいる。
そう出ないもの達も、魔王家の事は慕っておりその理由は…魔王家の力が魔族差別を行っている種族、ヒトよりも優れており何よりその武力においては亜神と呼ばれる神に近い種へと至ったモノがいるのも理由だろう。
そんな事よりも、今はこの建国記念日を皆で祝おうではないか!
「我ら魔王家がこうして建国記念日を皆と祝えるのは日々我らが魔王国民達が汗を流し働いているおかげでもある。我々は迫害を受けその果てにこの地へとたどり着き村を気づいた、その当時の村長が初代魔王であり我が祖先である。そんな初代魔王は魔族を守るために人と戦いその果てに亜神と成った。そして今現在も魔王国を守護している。」
そう、歴代の魔王達はほぼ全てが亜神となり不老の肉体を得ている。そして数名は正真正銘…神へと至った者もいるらしい。
まぁ、我が魔王家はおかしいという訳だ。
ちなみにだが、我も魔族ではなく進化した末に守護神と呼ばれる神へと至った。
まぁこんな話もどうでもいい。
「我が民たちよ!こんな話は面白くない!」
キッパリ魔王様が言い、
「祭りだ祭りだ!明日も休みだ!飲んで食って肩組んで歌え!乾杯!!」
「「「「「「「「乾杯!!!!!!」」」」」」」」
城下町からは乾杯の声が鳴り響いた。
斯様な音楽が鳴り響き、民たちが歌い踊る。
そんな光景に、初代魔王であり剣神は
「平和な世の中になったな…これでよい」
そんな会話を、歴代魔王達がしていた。
その日は日が暮れても、皆が酒を飲み飯を食い踊って歌ったらしい。
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