貞操逆転世界では、三十五歳を超えると出来なくなるらしい。

第49話

　私が自分の気持ちを語ると、青羽さんがじっと私の顔を見つめていました。

「どうかしましたか？」

　私の問いかけに、青羽さんの顔がますます赤くなっていきます。

　彼女の反応が可愛らしくて、私は笑ってしまいました。

「ふふ、可愛いですね」

「かっ！！！」

　それまで以上に真っ赤な顔をした青羽さんはクールな方ではないです。

　どちらかと言えば、真面目で少しドジっ子な女の子だと知りました。

「それにしても、青羽さんと一緒に過ごす時間は本当に勉強になります。おかげで、少しずつ自信が持てるようになってきました」

　女性の反応をすぐに出してくれるので、本当に勉強になります。

「そ、それは良かったです…。鈴木さんが成長していく姿を見られて、私も嬉しいです」

　青羽さんは良い人ですね。

　少しうつむきながら言ったその言葉には、真摯な気持ちが込められています。

　彼女の真面目さと誠実さに触れると、私もそうでありたいと思えます。

「青羽さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

　青羽さんのクールな印象が少しずつ和らいでいくのを感じながら、私は彼女との時間を楽しむことができました。

　♢

　・side: 青羽美玲

　鈴木さんが待ち合わせ場所に現れた瞬間、私は息を呑んだ。

　彼はいつもどこか頼りない印象で、こちらが全てやってあげなければいけないと思うような頼りない一面を見せていました。

　ですが、目の前にいる鈴木さんは、まるで雑誌に出てくる男性モデルのように整った姿で現れたのです。

「鈴木さん…今日はなんだか雰囲気が違いますね」

「そうですか？　少し気合を入れてみました」

「ええ、とても素敵です」

　私の顔が熱くなるのを感じた。

　彼がこんなにもイケメンになるだなんて思いもよらなかった。

　彼の優しい微笑みに、心がキュンと鳴るのを感じた。

　彼が目を合うたびに優しく微笑んでくれる。

　その微笑みに私はますます動揺してしまう。

　私は何とか平静を保とうとしたが、彼の視線が私に向けられるたびに心臓がドキドキしてしまう。

　彼の一言一言が、私の心に深く刺さり、そのたびに喜びが溢れてくる。

「ふふ、可愛いですね」

「かっ！！！」

　顔が熱い！　今までの鈴木さんじゃない。

　目の前にいる男性は誰だろう？　いや、見た目は鈴木さんだ。

　だけど、私の心は翻弄される。

「それにしても、青羽さんと一緒に過ごす時間は本当に勉強になります。おかげで、少しずつ自信が持てるようになってきました」

　彼の言葉に私は顔がますます赤くなる。

　彼の優しさと気配りが、私の心を温かく包み込んでくれる。

「青羽さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

　私は彼の優しさと誠実さに触れ、ますます彼のことが好きになっていくのを感じてしまう。

　彼との時間が、私にとって本当に大切なものになっていることを実感した。

　♢

　・side: 鈴木一

　カフェを出た後、私は青羽さんと一緒に散歩を楽しんだ。

　彼女との会話が弾み、自然と笑顔が溢れてくる。

　本来の彼女はとてもおしゃべりで、自分のことを語りたい人だった。

「青羽さん、今日は本当に楽しかったです。ありがとうございます」

「いえ、こちらこそ。鈴木さんと一緒に過ごす時間は、本当に貴重なものです」

　彼女の言葉に、私は心から感謝の気持ちを伝えました。

　彼女が私のために尽くしてくれていることが、どれだけありがたいことか。

「これからも、もっと成長していきたいと思います。青羽さんのおかげで、自分に自信が持てるようになりました」

「そう言っていただけると、私も嬉しいです」

　これからも、彼女のサポートを受けながら、もっと成長していきたいと思う。

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　あとがき

　どうも作者のイコです。

　この話でエピソード3は終わりです。

　１０万文字に向けて、エピソード4へ。

　どうぞお付き合いくださいませ(๑>◡<๑)

　どうぞよろしくお願いします。