10. べらのこと
では、ここで主人公のべらちゃんの
べらの
でも、
べらはそのうちに大きなばくはつが起きる、ような気がしていました。
べらが8才の時、ママが「
べらもママと日本に帰り母子ふたりの生活になったらさみしいかなと思っていましたが、小さい部屋でも、空気にピリピリがなくなり、気持ちが楽ちんで、自由で、ふたりでたくさん笑うようになりました。
ママが仕事から帰った後、
それに、東京には何でもあります。
ところが、15才の夏にママが病気でなくなってしまい、べらは泣きながらアメリカにもどりることになりました。その時にはパパは2回目の結婚をしていて、奥さんには子供もいたので、その家のお
でも、うれしいこともありました。
「べら、さようなら」、ナタリーがわんわん泣いて、家を出ていきました。
その時のことは、今でもおぼえています。
でも、しばらくすると、パパは3回目の
べらはパパから
それで、大学は
「カリフォルニアに行くのはよいだろう。でも、全部自分でやりなさい」
とパパが言いました。
「もちろん。パパにはもうたよりませんから」
べらは大きなことを言ってしまいました。ありますよね、
べらは
大変かもしれないけど、カリフォルニアは明るくて、夢がありそう。
何でもできちゃいそうな感じがしました。
それからがんばって働きながら大学を
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