第4話 終わりの日
ついに来た。終わりの日だ。残り5分を差し掛かり身構える。そんな事なんてしらず母と父はお昼はどこで食べようかと話していた。案の定、轟音が鳴り響き周囲の建物が一気に壊れた。その瞬間私は父と母を転ばせ伏せさせた。私の能力が覚醒するまで3日、どうやって耐えようと思った瞬間、そこには縦横無尽に飛び回るドラゴンの姿があった。前はこんなのいなかったと考えていたが、居たのだろう。私の家から遠いし知らなかっただけだろう。どうしようと考えるうちに、ゴブリン2体と鉢合わせた。手には瓦礫をもち母に殴りかかろうとする一体のゴブリン。それを父が守り、頭に重症を負った。周囲は阿部叫喚地獄でそれに過剰に反応するドラゴンが周りを焼き付くしていた。父はゴブリンに殴られ吹き飛び火の海の中へと行った。また救えなかったと思う絶望感とともに母の悲鳴も聞こえた。私はやっぱり能力がないと何も出来ないと実感した。強い絶望感とともに虚無感を感じた。私は逃げ惑い安静にできる場所を見つけ、1人でまたボッーとしていた。何もしたくなかった。何も出来なかった。そして「憤怒(スッペールビア)」の世界に入った。契約を交わした。もうやり直したくないからだ。契約の代償は、「私の存在」にした。
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