第5話 宇宙開発史

小島 莉音りお


子供の時の夢 火星に住む

(今の夢 人工工学医師)


好きな人 野田さん


サンタクロースにもらって嬉しかったもの 月面着陸の旅行チケット


苦手な物 果物


アルバムを見ていた

懐かしい

懐かしいという気持ちは、どこからやって来るのだろう?


僕は


子供の頃読み漁った、宇宙開拓史図鑑を、また紐解いた


20世紀 ロシア、アメリカ時代

21世紀 中国の宇宙開発参入

22世紀 月旅行時代

23世紀 小規模コロニー開発

24世紀 地球資源の枯渇、スペースコロニー計画時代

25世紀 宇宙被曝後遺症問題解決に向けて

     コラム:宇宙の珍しい食べ物

26世紀 火星人工化問題

     コラム:ブラックホールに気を付けろ!

27世紀 火星資源問題

     コラム:火星の水は美味しい

28世紀 定期的な火星と地球

     コラム:太陽の肥大

29世紀 新たな遠くの宇宙

〜今   コラム:新しい宇宙船と木星探査

     様々



僕は子供の頃、心臓が弱くて

心臓を中心に手術で助かったAI人間

お陰で冬も大して寒くは無い

別に特別とかじゃない

学校の先生だって、ロボットが半分


カーネスは、日本には一割ぐらいいるらしい


「はあー読み終わった」


電子図書を片付けるとAI向けのゼリーを口にした


柏木君って、懐かしい匂いがするよね

そう野田さんが柏木に話しかけた時、僕はジェラシーを感じた


懐かしい


その言葉にこだわり始めた


懐かしいって何だろう

僕は

アルバムや宇宙開拓史図鑑を見ると、懐かしさを感じる

学校の中には、AI率が20%〜85%

とか、区分がはっきりしている所もある


僕の通う高校は、全入なの珍しいでしょ

両親が、色々な人の居る場所がいいって、それで。

学力だったら、もっと遠い学校も良かったんだけどね!


AIサピエンス

カーネス

どちらも豊かに暮らせるといいのに


そして柏木君、宇宙に興味無いの?

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AIサピエンス ぴくもん(kiku) @kiku68

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