デビルマン(実写映画)
デビルマン(実写映画)は2004年公開の特撮映画。最も酷評された日本映画としても有名すぎる作品であり、やってはいけないが詰まった日本映画汚点映画とも評論家から評されている。これに続く日本映画の汚点と酷評される映画は「大怪獣のあとしまつ」「逃走中THE MOVIE」らしい。
はい、僕はこの映画を映画館に行って観たひとりです。映画とは関係ない所で映画音声が鳴らないという機材トラブルに見舞われ(新しくできた映画館だったせいか異例の映画館側からの謝罪と共に映画無料券が全員に配られました)不安に襲われますが、映画本編は別ベクトルで不安だらけでした。
主演のお二人は役者さんでは無くロックバンドの双子で不動明と飛鳥了を演じておりましたが、見事な棒読みで驚きましたね。頭に今でも残ってる台詞は「うわ〜おれ〜デーモンになっちゃったよう〜」でした。他はあまり覚えていません。たぶん、ご参加された原作者の永井豪先生の方が演技上手かったと思います。
それ以上に、デーモンがあまりに弱すぎて衝撃的。人間に蜂の巣にされちゃうデーモンヤベェよてか人間が強すぎるのかしら。
特別出演枠らしき方々も、小錦さんは「デーモンバンザイ!」と両手上げてデーモンなのにデーモンに変身しないまま撃ち殺されてぶっ倒れ出番終了。誰よりも目立ってはいるニュースキャスターのボブ・サップさん。何か急に呼ばれて戸惑うままに参加されたらしい小林幸子さん。話の流れでは別に出番がなくてもいい冨永愛さんのシレーヌ等と中々に凄い。VFXは東映アニメと東映特撮の融合でいい部分はあったと思いますけど、やはりデビルマンの原作が好きであればあるほど肩を落としてしまう映画だったなという当時観たものの感想ですねぇ。
この映画の開発費は十億円で、永井豪先生が長年ハリウッド映画からのオファー(アメリカだと勧善懲悪ヒーローに改変されていたため許可しなかったのだとか)を断り続けて、ようやく首を縦に振って完成した映画なので、色んな方に様々なショックを与えたのでは無いでしょうか。
しかし、ネタとして観るのには良いと思いますので、日本映画の歴史のひとつを覗くつもりで、いかがでしょうか皆さん。
僕は、まだ観る勇気ありません。
あと、映画内容とは関係無いですが、僕は貰った無料券をリバイバル上映していたティム・バートン監督のナイトメア・ビフォアー・クリスマスに使いました。
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