ジングルベル


 はい、タイトルからはハートフルなクリスマス映画何やろなぁ……と、思われたかも知れませんがゴリゴリに人の心が無えハートレスなホラー映画です。これも割と酷評されてましてね「味のしないガムを百回噛んだみたいなクソ映画」と評されてたようです。いやいやぁ、B級ホラーはこれくらいボロクソに言われてからが本番よ。てなわけでアマプラ視聴。夏に紹介する映画かとも迷いましたが、何か思い出したのがこれだったから仕方が無いのである。ちなみにイギリス映画であります。


 あらすじとしましては、クリスマスのサンタクロース衣装を着てたおじさんは精神病棟から脱走したらしき患者服姿の三人組の男達(顔は見えない)に襲われて絶命。男達はサンタクロース衣装を着込んでお猿のマスクを被って、獲物を探して盗んだ車で走り出す。


 一方その頃、サムという男がひとりのホームレスを連れてとある建物に帰ってくる。そこは社会の行き場を失った人達が身を寄せ合って暮らす不法占拠施設だった。今日はクリスマスだからみんなで楽しもうというクリスマス会の雰囲気の中で一台の車から顔を出すお猿マスクのサンタクロースが獲物発見と飛び入り参加するのでした。果たして、生き残ることができるのか?



 はい、この映画はスプラッタホラー映画ではありますが、基本的に殺害シーンは映しません。生首と少量のピュピュッと出る血で恐怖感を演出します。さすがB級という退屈な中だるみ感が凄いですね。人間ドラマは描かれますが、あんまり覚えていません。殺害シーン唯一の見せ場と言えるのはチュパチュパ咥えていたキャンディ・ケイン(杖状のクリスマス定番キャンディ)をリ◯ルクラッシュ!とスタイリッシュに突き刺すシーンでしょうか(殺害シーンは基本カットなので、カメラワークはお猿サンタを映す)後はとにかく、せっかく作った小道具なのか執拗に生首出してきます。


 お猿サンタのポスタービジュアルはかなり良いのに中身がちょっと残念なホラー映画でした。評価知らない方は期待値上げて落とされる感じを味わえると思います(ここ覗いた時点でアウト)




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