コカイン・ベア
なんか頭イッちゃってる系の方が飛行機からコカインをダイナミック不法投棄し、パラシュートで地上にGOしようとしたら飛行機のドアフレームで頭打ってそのまま落下死をするスピーディーな展開で始まり、森林公園にバラ撒かれた大量のコカインの塊を摂取しちゃったクマさんがハイキング中の警戒心ゼロなカップルに襲いかかる所から始まる映画コカイン・ベアは実際に麻薬密売組織が不法投棄したコカインを多量摂取してしまったクマ(このクマは薬物過剰摂取のショックで死亡。後に剥製にされたそうな)をモチーフにしたスリラーコメディ映画です。
全国で深刻な熊被害のニュースが頻繁に流れ、自分の地域でも他人事ではなくなってきていた辺りに河崎秋子先生の熊と猟師を描いた時代小説「ともぐい」を読んでから視聴した映画ですね。基本はコメディですが、熊は決して可愛い動物ではなく野生動物なのだという恐怖感もしっかりと体感できた映画ですね。まぁ、それでもコメディ要素は強いんですけど(死んだふりして熊に潰される小悪党とか色々)
この作品は熊も含めて色んな家族を描いてもいますね。家族の形は様々だと感じられます(愛ある家族もあれば肉親だろうとどうしようもない家族もいる)
子どもがコカインを食べてクソマズッてなってるシーンもあるので結構ブラックユーモア強めな映画でした。
本作はゲーム「グランド・セフト・オート・バイスシティ」や映画「ハンニバル」にも出演していた俳優レイ・リオッタさんの遺作でもあるそうです(かなりろくでもない親父役でした)
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