　女吸血鬼は1959年に公開された日本初の本格的な吸血鬼映画であり主演の天知茂（あまちしげる）さん（歴代の付き人が宮口二郎さん（仮面ライダーのゾル大佐）奥田瑛二（おくだえいじ）さん、宅麻伸（たくましん）さん、堀之紀（ほりゆきとし）さん（名探偵コナンのジンの声優さん）と聞けば本人をご存じなくてもわかる超大物俳優さん）も日本初の吸血鬼俳優である。女吸血鬼のタイトルであるが、女の吸血鬼は一切出ません。いや、本当にマジで出なくてビックリ。

　吸血鬼の竹中を演じた天知茂さんの眼力が強くエロティックな世界に誘われて行きそうになります。昔の作品なのでツッコミどころはしっかりある吸血鬼ものですが（満月の夜に吸血鬼に変身するとかね。いやそれ、狼男じゃね？）だいぶ前に一回観ただけで、記憶はだいぶ薄れてはいますけど、白黒映画特有の味があってなかなか楽しめた作品でしたよ。特殊メイクや特撮作品っぽさもあるのでそっち方面がお好きな方にもいいんじゃないかなと思います。ホラーというよりはサスペンスに近かったかな？