22 ことりさんと初詣!

今日は、12月31日。

あたしは絶賛冬休み中だ。

毎日がワクワクで仕方がない。

冬休み明け後に課題テストがあるけれど。


『ピンポーン』

家のインターホンが鳴った。

宅急便だろうか?


「りりあちゃん!」

「え?ことりさん?受験勉強してたんじゃ…」

「りりあちゃんと一緒にいたいから、

やめてきちゃった。」

「あたしも一緒にいたいけど…」

「じゃあ、一緒にいようよ。

神社にいって、新年のカウントダウンしよ!」

「はい!」


ことりさんと手を繋ぎながら、神社へ歩き向かった。時刻は23時になり、新年になるまであと一時間だ。


「もう少しだね」

「2025年も一緒に居られると嬉しいです」

「きっと、ずっと一緒にいられるよ」

「そうですね!」


4…3…2…1…

新年になった。

去年は、あおとななと新年を迎えた。

人もぎゅうぎゅうで騒がしかったけれど、

ことりさんと新年を迎えれてよかった。


「2025年も一緒にいよ〜ね」

「受験勉強もしつつ、ですね」

「りりあちゃん心配しすぎ!

ちゃんと勉強してるから大丈夫だよ」

「そうだね」


ことりさんは、私を見つめ、微笑んだ。


「おみくじ引きましょ、ことりさん」

「いいね!何円?暗くて見えない」

「あたしが代わりに見てきます」


ことりさんから離れ、おみくじがあるところに向かった。

そこには、あおとソフィアさんがいた。


「りりあちゃん、お久しぶり〜」

「りりあじゃん」

「お久しぶりです!

なんで二人はそこに?」

「ああ、"偶々"出会って。」

「偶々じゃないわよ〜!約束してたもの〜」

「え、でも、あおは偶々出会ったんだよね?」

「…違うし」


あおはボソッと呟いた。

この二人はなんなんだろうか…





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る