第2話

優希の家に行く用意ができた咲花


よし!いつもと違う髪型にしたし優希を照れさせる方法も思いついた。

さて、優希はどんな顔で迎えてくれるのかな? 楽しみだな。


ーーーーーー


咲花を待っている優希


咲花を見送ってからずっと考えてるけど全然思い浮かばないな。

どんな顔で迎えればいいんだろう。ん〜〜

思いつかないから、いつも通り迎えよう。

それにしてもマジで咲花の手柔らかかったな。

また、手繋ぎたいな、、、


〜〜〜〜〜〜


ピンポーン


お、ようやくきた。今日は遅かったな。


ガチャ


「来たよー、お邪魔しまーす」

「どうぞー。あれ、髪型変えたよね?」

「うん、変えてみた。これハーフアップっていう髪型なんだけど、どう?」


髪型変わるだけでこんなに印象変わるんだ

ギャップ萌えしてめちゃくちゃ可愛い、、、

今可愛いって言ったらどうなるんだろう?


「うん、似合ってるよ。いつもの髪型も可愛いけど今の髪型も可愛いよ」


よし!恥ずかしいけど照れずに言えた!

さて、咲花はどんな反応するんだろう


「ッ! あ、ありがとう。」


結構照れてる!恥を捨てて伝えてよかった。

本当に可愛いなぁ、、、


「じゃあ、たまにはこの髪型にしてみようかな?」


この髪型を僕以外の男が見るのは嫌だな。

僕だけに見せてほしい。


「この髪型は僕だけに見せて欲しいから、僕の家以外ではしないでほしいな」


だってめちゃくちゃ可愛いんだもん。誰にも見せたくない。


「ッ!! ちょっとトイレ借りるね!」


あ、逃げた。

とりあえず咲花の荷物リビングに持っていくか。


ーーーーーー


優希の家の前にいる咲花


髪型は崩れてないよね?

うん、崩れてないね。

よし、優希を照れさせるように頑張るぞ!



ピンポーン


ガチャ


「来たよー、お邪魔しまーす」

「どうぞー、あれ、髪型変えたよね?」


やっぱり私の髪型に気がついた。


「うん、変えてみた。これハーフアップっていう髪型なんだけど、どう?」


似合ってるといいな、、、


「うん、似合ってるよ。いつもの髪型も可愛いけど今の髪型も可愛いよ」

「ッ! あ、ありがとう」


急に来るなんて聞いてないよ!

あるとしても照れながら『うん、似合ってるよ』ぐらいだと思ってたのに!

『可愛い』なんて最近言わなかったじゃん!どうしよう、すごく嬉しい!

、、、また『可愛い』って言われたいな。


「じゃあ、たまにはこの髪型にしてみようかな?」

「この髪型は僕だけに見せて欲しいから、学校ではしないでほしいな」

「ッ!!」


もうだめ!限界!嬉しすぎてニヤけを抑えられない!


「ちょっとトイレ借りるね!」


〜〜〜〜〜〜


ッ〜〜〜!!嬉しい!幸せな気持ちが止まらない!

『学校ではしないでほしい』ってあれ絶対に独占欲だよね!?

初めてあんなこと言われた、、、

独占欲をだすってことはそれなりに私に好意を持ってるって事だよね?

少しは浮かれてもいいよね。


〜〜〜〜〜〜


「あ、荷物運んでくれたんだ。ありがとう」

「おう。じゃあ、スプロトゥーンしよう。」


優希の隣にいたいな。そうだ、優希に伝えよう。


「うん、でも今日は優希の隣でしたいな。」

「わかった。じゃあ、椅子もってくる。」

「ありがとう。」


優希、本当に優しいよね。私を何回惚れさせれば気が済むの?


ーーーーーー


「うん、でも今日は優希の隣でしたいな。」


マジで!?いつもは机を挟んでやってるのに今日は隣でやるの!?

咲花、今日めちゃくちゃ距離近くない?嬉しいけどなんでだ?

、、、とりあえず、椅子持ってくるか


「わかった。じゃあ、椅子もってくる。」

「ありがとう。」


〜〜〜〜〜〜


「咲花、ほい、椅子持ってきたよ。」

「ありがとう。じゃあ、やろっか。」


咲花と優希は隣に座った


これ横目で咲花のこと見れるし

咲花のいい匂いも嗅げる、ここは天国か?

ハッ!駄目だ、駄目だ。僕のよくないところが出たぞ。

隣に女神がいるんだ。清らかな心でいるんだ。


「私が部屋作るね。」

「わかった。」


隣にいる女神のことをずっと見てられる。最高。


「手止まってるよ?」


パチッ


あっ。まずい。ずっと咲花のことを見ていたのがバレたかもしれない。


「何かついてる?」

「ついてないよ。ごめん、ボーッとしてた。」


優希は左頬を掻きながら言った


あれ?なんで耳赤くなってるんだ?


「そ、そう。早く入ってきて。私より強くなりたいんでしょ?」

「そうだよ。咲花を守るためにね。」

「っ!また、そんなこと言ってもう照れないからねっ。」

「わかった。じゃあもう言わないね。」

優希はニコニコしながら言った


耳がさらに赤くなってるから照れてるのバレバレなのに

ツンツンしちゃって、本当に可愛いなぁ。


〜〜〜〜〜〜


「よし!咲花をようやく倒せた!」

「まだ一回だけでしょ。私はもう3回倒したよ?」

「やっぱり咲花は強いな、なんでそんなに強いの?」

「、、、」


あれ?返事がない。どうしたんだろう?


パチッ


あ、咲花と目が合った。


「どうしたの?」

「優希の髪にゴミがついてるなぁって思っただけ。」

咲花はそう言いながら優希の髪に触ってゴミを取った

「ほらね?」

「ありがとう。じゃあ続きしようか。」


結局、強い理由聞けなかったな。


ーーーーーー


咲花と優希が隣に座った


これ優希の匂いも嗅げるし優希のことを横目で見れるじゃん。

この作戦を思いついた私、ナイス。


「私が部屋作るね。」

「わかった。」


あれ?優希の手が止まってる。


「手止まってるよ?」


パチッ


優希と目が合った。どうしたんだろう。私の顔に何かついてるのかな?


「何かついてる?」

「ついてないよ。ごめん、ボーッとしてた。」

優希は左頬を掻きながら言った


あ、優希嘘ついてる。優希は嘘をつく時左頬を掻くクセがあるんだよね。

あれ!?っていうことはぼーっとしていないのに私の顔を見ていたの!?

恥ずかしい、、、化粧してくればよかった。


「そ、そう、早く入ってきて。私より強くなりたいんでしょ?」

「そうだよ。咲花を守るためにね。」


また、『私を守るため』って言った!

嬉しくてニヤけちゃうからもう言わないでよ!

同じこと言われないように言っておかないと!


「っ!また、そんなこと言ってもう照れないからねっ。」

「わかった。じゃあもう言わないからね。」

優希は笑いながら言った


優希、絶対に分かってない!


〜〜〜〜〜〜


「よし!咲花をようやく倒せた!」

「まだ一回だけでしょ。私はもう3回倒したよ?」


咲花はチラッと優希の方を見た


やっぱり優希はかっこいいな。ずっと見ていたい。


「やっぱり咲花は強いな、なんでそんなに強いの?」

「、、、」


あ、答えないと。


パチッ


待って今優希と目が合った。どうしよう。


「どうしたの?」


誤魔化さないと。あ!優希の髪にゴミついてる!これだ!


「優希の髪にゴミがついてるなぁって思っただけ。」

[咲花はそう言いながら優希の髪に触ってゴミを取った]

「ほらね?」

「ありがとう。じゃあ続きしようか。」


バレなくてよかった。バレてたら恥ずかしすぎて、優希の顔見れなかったから。


〜〜〜〜〜〜


咲花の家の前にいる二人


「じゃあ、また明日。気をつけて帰ってね。」

「ああ、また明日。おやすみ。」

「おやすみ。」


ガチャン


今日は嬉しい事が沢山あったな、、、

また明日も嬉しいことが沢山あればいいな。


ーーーーーー


「じゃあ、また明日。気をつけて帰ってね。」

「ああ、また明日。おやすみ。」

「おやすみ。」


ガチャン


今日は咲花に沢山照れさせられたな、、、

明日、仕返ししようかな。

そうだ、そうしよう。


==============================


ここまで読んでくださりありがとうございます!

おかしいところや誤字があれば気軽に教えてください









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

幼馴染のことが好きすぎる二人の話 ほほ @hoho-1552

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ