第1話

僕(優希:ゆうき)と咲花(さな)は小学一年生の時に出会った。

僕が兄の友達と一緒に遊んだのがキッカケだ。

そこから僕と咲花は一緒にいるようになった。

一緒にいるうちに僕は咲花にだんだんと惹かれていって好きになっていた。

咲花は僕の初恋の人だ。

そしてこの気持ちが日に日に大きくなっている。


咲花の家は僕の家から走って1分で来れるから咲花はほぼ毎日ウチに来る。

たまーに僕が咲花の家に行くこともある。

家で一緒に遊ぶことがほとんどで外に出て遊ぶことはしない。

僕と咲花は同じゲームが好きだからゲームをやるときはいつも一緒にやっている。

こんな感じで毎日咲花と一緒にいる。これで好きにならないわけがないよね。

早く咲花と付き合いたいな、、、


優希が家に帰る用意をしていると咲花が優希のクラスに入って優希に近づいてきた


「ねぇねぇ、今日もスプロトゥーンしよう?」

「いいよ、今日はタイマンで圧勝するから」

「出来るといいね〜 昨日はボロ負けだったのにね?」

「掘り返さないでくれない? 僕のメンタル豆腐なんだからさ」

「昨日も思ったけどよくそれでスプロトゥーンできるね。野良の時どうなってるの?」

「野良の時は味方に期待してないから何も思わないよ」

「私の時は、すごく悔しがるのにね」

「それはしょうがないでしょ。僕は咲花を守ってあげたいのに僕の方が弱いんだから」

「!!!!」

「ん?どうしたの?」

「なんでもない!」


耳を真っ赤にして俯いて黙ってしまった。

咲花は怒る時と照れる時に耳を真っ赤にするけど今はどっちなんだろう。

守ってあげたいって普通のことな気がするけど、、、


ーーーーーー


もぉ、なんなのよ!

初恋の人に急に『守ってあげたい』なんて言われたら

嬉しすぎて顔がニヤけちゃうじゃん!

無意識にあんなこと言ってなんなの!?

今までそんなこと言ってなかったじゃん!

私のこと好きなの!?

、、、私のこと好きだったらいいな。

よし決めた!

今日から優希を落とす!!

何をして落とそうかな。

...


ーーーーーー


咲花があの会話から喋らなくなった

学校を出て3分も経っているのに喋らないなんて

絶対怒らせてしまった、、、

守ってあげるなんて言われて嫌だったのかな。

そうだったら悲しいな。

それよりもさっき言ったこと謝らないと。


「咲花」

「ん?」

「考え事でもしてるの?」

「え〜と、まぁそうだね」

「それってさっきのこと?」

「、、、そうだね」

「嫌だったよね。さっきは守ってあげるなんて言ってごめんね。」

「え?急にどうしたの?嫌なわけないじゃん。むしろ、嬉しかったよ?」

「!!!」


本当に!?

嬉しすぎて顔がニヤけそう。

我慢しろ僕。

だめだニヤけちゃだめだ。


「優希?耳赤くなったけど大丈夫?」

「ちょっと大丈夫じゃないかな、、、」


ーーーーーー


優希が照れてる!

優希は照れる時はいつも耳を赤くして。

俯くからわかりやすいんだよね。

だいぶ恥ずかしかったけど優希を照れさせたからやった甲斐があった。

でもさっきまで優希落ち込んでたけどもしかしたら私のせいかな。

落ち込ませちゃったお詫びにもっと照れさせてあげよっかな。


「優希?」

「どうしたの?」

「手、繋いでいい?」

「え! ぃぃょ、、、」

「ありがとう」


やった!小声だけどオッケーしてくれた!

顔が燃えそうなくらい恥ずかしいけどそれより嬉しい!

優希の耳がさっきより真っ赤になってる

優希も恥ずかしいんだね


ギュ、、、


優希の手、筋肉質でゴツゴツして男の人らしい。

今まで手の甲を触ったことはあるけど手を繋いだことはないから初めての感覚。

この感覚がこれからは当たり前になればいいなぁ。


ーーーーーー


咲花急にどうしちゃったの!?

今まで一度も手を繋いだことないよね!?

だめだ、ニヤけるの止まらない!


ギュ、、、


初めて咲花と手を繋いだ!!

僕のテンションがヤバい!

咲花の手ふにふにして気持ちいい!

なんでこんなに柔らかいの!?

落ち着くんだ僕、こんな時は素数を数えるんだ。

57、57、57、57...

よし、落ち着いてきた。

咲花は今どう思っているんだろう。

『手を繋ぎたい』って自分から言うくらいだから

僕のことを少しは好意に思っているのだろうけど、、、

もしかして揶揄ってるのかな

いや、それはないな。

咲花は人の心を弄ぶ子じゃない。

現に咲花も耳真っ赤にしてるし。

咲花も僕のこと好きだといいな。

この時間がずっと続けばいいのに、、、


〜〜〜〜〜〜〜


もう咲花の家に着いてしまった

名残惜しいな、、、

でもまた後で会えるからここは我慢しよう。


「じゃあ、また後でね」

「うん、また後でね」


スッ


咲花は少し寂しそうな顔をして家に入って行った


咲花、寂しそうな顔してたけど手を離すのが寂しかったのかな?

僕と同じことを思ってるといいな。


「あれ?僕、後でどんな顔して会えばいいんだろう、、、」


優希は一人でどんな顔をして会えばいいか考えて家に帰った


ーーーーーー


もう私の家に着いちゃった。

早いな、、、


「じゃあ、また後でね」

「うん、また後でね」


手、離すの寂しいな


スッ


〜〜〜〜〜〜


咲花は自分の部屋に入ったらすぐペタリと座り込んだ


勢いで手を繋いでしまった!

私何してるの!?

自分が行なっていた行動が恐ろしい!

だけど勢いで手を繋いでよかった。

また手、繋ぎたいな、、、

そういえば優希、離すまでずっと私の手もにもにしてたけど

私の手、気持ちよかったのかな?


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僕の小説を読んでくれてありがとうございます

週一で投稿しようかなと思っています

物語を書くのが初めてなので至らない点があると思いますが

どうか温かい目で見ていただけると幸いです

気になった点や誤字などがありましたら教えて欲しいです








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