世界で一番タイパに優れた小説

▼これは書き上げるまでの展開
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「はあ、うちの小説誰も読んでくれないなぁ」

「どうも。私はカクヨムアドバイザーです！
　あなたの脳波が私を呼んでいるとキャッチしてきました」

「か、カクヨムアドバイザー……！？
　それじゃ俺の文章がなぜダメなのか教えて下さい！」

男はこれまでの自分の作品群を読んで吐き捨てた。

「ゴミですね」

「ひどっ！」

「あなたの小説はなんというか……自己陶酔。
　他人がどう読むかをまったく理解していませんね」

「自分の小説なんて多かれ少なかれそんなものでしょう？」

「それは昔の文豪の時代です。
　今じゃネットにSNS。スピードが最優先の時代です。
　
　時間をさいて、文字を読む労力を使って、
　あなたのナルシズムを読む…続きを読む