竜ロリババアのわさまに耳かきしてもらう…のではなく耳かきしてさしあげるよその1前編


………ん〜〜っっ……。……んにゅうぅぅ……んふぅぅぅん………………///

……………。

………ん?

……なんだ、どうしたのだ貴様……?…布団に寝転んでいる余の顔を、立ったまま見下ろして、見つめて……何事かを、言いたそうな顔をしてきおって………。

……………。……なに?…耳かき、だと……?………。……ふむ、なるほど……。……そういえば確かに、最近そのような趣向のASMRが流行ってきていると、はくにが言っておったな……。

………。

……ふう。…本当に仕方のないやつだな、貴様は……。よもやこの余に、他者の耳の掃除をさせるなど………。

…くふふ、だがまあ、良かろう。仮とはいえ貴様は今や余の主。なれば主の気紛れに付き合うのも、しもべのつとめか。精々、余の寛大さに感謝するがよいぞ?くひひっ。

…ほぉれほれ、何をしている?そうと決まれば、早速に横になって耳を向けるがいい。…ふふ、余がこのような庶事に長けていないなどと思うてくれるなよ?竜の王による耳かきのその手管、リアルASMRで味あわせて───

…………。

………む?……ちが、う?

……………。……なに……?…貴様が、余に───


───耳かきを、するというのか…………?


………。

……………。

……その、なんだ………。……こういう場合は、余が貴様の耳をほじってやるのが、つべでもskebでもニコ動でもDLでも、どこでも王道で常道なのではないのか……?…そうではなく、貴様が……余に、奉仕をすると……?

……。

…………………。

……“いずれはやってもらいたいけど、その前にまず……自分が、やる。やりたい”……?

……。

…。

…………………。

………はあぁ〜〜〜〜〜〜〜っっ………。……まったく……。……強欲で傲慢で勝手であるにも、程があるであろう貴様は………。

……。

…………ふふん。…まあ良い。……本当に、困った主さまだな、貴様は………//////




……さて、それでは余は……このまま布団に寝転んでおれば、よいか………?

………。

……ほう、そうか……。……貴様の、膝枕に…余の頭を乗せるのか……。…ふぅん………。……ああ、良いだろう……くふふっ。

……ふむ、顔を貴様の腹側に向けて、頭を寝かせればよいのだな……。…確かに、この体勢であれば…余のツノも、当たりにくいか……。……うむ、わかった。

……ならばまず……こちらの耳………右耳から、してもらうとしよう……。


……では、頭を……乗せる、ぞ……。

……んっ………///


……ぽふっ……………。


……んんっ…少しずつ、身体の……頭の位置を調整、して………んっ………。……よし、こんなところか………。

………。……右耳を上に向けて……膝枕の上に、置いてみたが……ふむ、これは……。……ふふ、余のちいさな頭が…貴様の膝の隙間と、腹に挟まれて……ちょうどうまく、はまるものだな……。……ぴったり、ではないか………ふふ………。

…それで、余の頭の感触はどうだ……?…体温が熱めで、暖かく……そして、柔らかいであろう………。……おうおう、布を通してでも、貴様の肉体も、体温も昂っているのが分かるぞ……落ち着け落ち着け……くひひひひっ…………//////

……。

……んふふふっ、それに、この体勢だと……特に深呼吸などせずとも……ほんのりと貴様の体臭が…余の鼻に、入ってくるな…………///

……。…………すんすんっ。……意識して呼吸を、すると……。………。……んっ……///……ふふっ更に、余の嗅覚を刺激し……すんすんすんっ….///……香り立ってくる、肉体のにおい……汗のにおい…………生きているものの、におい…………。……んすぅぅ……ふぅぅ…………//////

………ふふ、貴様の、におい………///……んぅ………。………んふぅっ…このにおい………悪くは、ないぞ………んふすぅぅぅぅ〜〜〜〜っっっ……………//////

……んーー……///……んふぅ…………んふふふぅぅ………///

……んむぅぅ……。…あとは、こちら───んふふ、貴様の……太ももの感触、も……。……んーっ……んっ。んっ。……んっんっ……んんむぅぅ………///……ふふ、こうやって、余の顔を、頭を……ぐりぐりと押し付けながら、感じているが……。……ふふぅ……///…ふむ、よいぞ……服越しであるにもかかわらず…………確かに感じられる……この弾力……この厚み……んぅ………///…これも、まあ……悪く、ない……///……んむふふふふぅ………//////……くふふっ。

……だが、貴様、余の耳かきを始めるのなら………気持ちを平静にしてからに、するのだぞ?

………。

……何故か、だと?………くひひひっ。わざわざ、それを余の口から言わせるつもりかぁ?……余が貴様の腹と太もも、そして……股間に密着することで、興奮してしまった貴様の───大きくしたもの、で……余の頭を下から押し上げられて……耳かきで、余の鼓膜を傷められては、たまらぬからに決まっているであろう……?今は、そういった時間ではないのだからな?時と場合を弁えておけよ、貴様ぁ?……ああ、それとも今からでも、そういった時間に変えたいとでも言い出すのかな?余はそれでも一向に構わんぞぉ?///くっひひひっ//////

………。……ちゃんと落ち着いているから大丈夫、と申すか。

……。

……確かに温度や鼓動は高まっているが……股間の方には、変化はないようだな………。

………ふふん、まあよい。……それならば、余の耳かきに精々励むが良いわ。くふふっ。……まあ尤も、その耳かき棒の硬さや、貴様の筋力程度では、余の玉体は耳穴や鼓膜どころか、たとえ肉体の内部からであろうとも、かすり傷一つつきはせんのだがな……。……逆に、耳かき棒のほうが破損してしまうわ。…んっふふふっ。

………ああ、そうだ。…あと、もう一つ……。……耳かきを始める前に、貴様に注意しておくべきことがあったな………。…いや、なに……先程も少し呟いたが……。……耳かきをするとき、貴様の腕や、頭が───余のツノに当たって、怪我をせぬよう、気を付けるのだぞ……?………それだけ、だ。……こちらは───しっぽは、できるだけ……動きを抑えるようにするつもりだが………ツノばかりは、今の余には……手軽に硬度を変化させることが、出来ぬのでな……。

……。

……気を付けるようにする?……うむ、そうか……それなら、よい。

……ああ、鱗の方は、特に気にする必要は無いぞ。このように………。……ほれ、余の皮膚に、あらかじめくっつけるように倒しておけば……貴様の肉を傷つけることは無いからな。……まあ、耳かき時に……うっかり、腕の内側の、皮の薄い部分が触れてしまえば………ひんやりはして、ついつい、身体が反応してしまうかもしれんがな………ビクって。びくんって。……くっふふふふふ…………///




…では、うむ………耳かきのほう……始めても、構わんぞ………。…………んっ…。…貴様の手が……余の頭の上に、置かれて………ふふ、軽く…固定、されて………おふっ…………///


   ……ぴとっ。……すっ………。──────すり……すり……すりっ……………


………んんっ……///

………。

……耳かき、が………余の…耳穴に……触れて……ふぅ……///………少し、ずつ……こすられて、いるな………おふんっ///……ふふふ、まずは、入り口の掃除からと……いうわけか………。……そこは、流石に……そこまで、汚れてはおらんと……思う、が………///……貴様に命じられたとおり、風呂に入り……んっ……きちんと……湯浴みは、しておるからな………んあふぅぅ………///

……………。

……まあ、その……おふっ……。………ま、毎日では……ないの、だが………おふえぇっ///……こ、こらぁぁ……///!きさまぁ……少々、力がこもっていたぞぉ………いまの、耳かき、はぁぁ…………ふひぃぃ……………//////

……むぅ……うぅぅんん………。……そのまま、耳穴の、縁……まわり、が……ふーーっ………。………先端で……撫でるように……こすっ、られ、て………んっ……んふふ〜〜〜〜〜っっっ…………。……くひひっ、こそぐったい………//////……耳毛の産毛が……なでつけられる………んふふふっ、笑い声が…漏れて、しまうわ…………///……ふふ………んあっ…。


   かり……かり…かりかり…………かりかりかりかりっ………………


……んふっ…………むふぅぅぅ〜〜〜っっ…………///…ふふ……耳かきが、少し……余の、穴の……なか、に………ひふぅぅ………入ってきた、な………///

………んんっ…///…んむぅ……ふにゅぅぅ…………///


   しゅりっ……しゅりりっ………こしゅゅっっ……………


……んふゅぅ……………ふぃぃぃ…………///………この、手際の、良さ…………///……貴様、余と出会う……これまでの…間も───誰かに…耳かきを、していたのか……?…随分とんふぅん……///……手際が、いいでは…ないか…………///……はくに、あたりか………?…くっひひひひっ、あやつの、きたならしく、しつこい耳垢を……ふぅっ………こすりとるのは……なかなかに、難儀な作業だったのでは、ないのか…………?///…くふひひひひ……………//////


  …こすこすこすこすっ……しゅっしゅっしゅっしゅりゅっっ…………かりりっ…


………んっふっ………ふぅぅ〜〜んん…………///……硬質な、木材の───竹、か…これ、は……?……んっっ……耳かきが、余の、耳穴の…中の………肉、を………んっ……。……こすっ………こすっ…………かりっ…かりっと………鼓膜に、音を響かせて……んっん………///……かいて……こすって、いる…な……あふぅぅ………///……そのように、かたいものを、おしつけて……あふっ///……余の穴を、かくことで……んぅっ///……余の耳穴に…こびりついた、耳垢が……貴様の耳かきによって……んむふっ。……少しずつ……こそぎ取られて、いるのだな………ふふ……///……んあっ……耳かきが…穴の、先…に………ふぅぅぅぅ…………///

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