第10話
人は嫌いです。社会も嫌いです。自己保身だけのつまらないし不毛。それでいて正義に縋る。足元の犠牲は見なかったことにして。でもだからそれの犠牲になる人は助けたい。この人間社会と同じになりたくない。信念はどうでもいいけど目に余って気になってしまう。でも残念ながらそういう犠牲になる側の人であっても人であることに変わりはない。思い通りにいかないと私まで被害を受けるし、ちょうどいい対応ばかり求めてくるし、感謝とかをしてるかどうかもよくわからない。結局そう簡単にいかない人間というものであることに変わりはないのだ。死体の上でパンを食べるあいつらもどうしようもないけれど、死体になった奴らもどうしようもなかったのかもしれない。だったら、助けて意味のある人などいるのだろうか。少なくとも自分はいた覚えがない
鬱小説家という生き物 ほのかな @honohonokana
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