閑話 それぞれの前夜
リオン
あのあと皆でご飯を食べて、明日のトーナメントについて話し合った。
メイニーは馬などの生き物と契約しているため、人数分の馬を使用することができる。
また、全然言う事を聞かないと言っていたが、俺の持っている共進なら自分の傘下にいる味方に自由に指示を出すことをできる。
話し合いの結果俺が代表者になったため、全員に俺のスキルの効果が適用される。
共進の傘下に入った味方に自由に指示を出せるというのは相手の自我をなくすのではなくあくまで味方の意識を誘導できるということだ。
そして、その効果は俺の傘下のメイニーの契約している馬にも適用しているため、トーナメントでは全員が乗馬した状態で出るだろう。
明日のトーナメントの作戦はとにかく馬の機動力を活かして敵を倒しまくるというざっくりしたものだった。
俺のバフがあるため相当の強敵じゃない限り一瞬で全滅なんてありえない。
明日はとにかく生き残ることを優先してDブロックを生き残ってやる。
メイニー
どうしよう、どうしようリオンくんがイケメンすぎて死にそう。
それに加えて優しくて女性思いなんてほんとにヤバイよ。
多分私達じゃなかったらレストランじゃなくて無理矢理ホテルか自宅に連れ込まれてオールナイト確定だよ!
冗談じゃなくてほんとにリオンくんはそれくらい無防備だった。
こんな無防備なリオンくんは私がちゃんと守ってあげなきゃ!
ネネ
「お母さんー大変にゃ!」
「どうしたのよそんなに急いで、それよりもチームメンバーの子達とは仲よくなれたの?
優勝できそうかしら?」
「チームメンバーのリオンに可愛いって言われたにゃ!」
「それは良かったじゃない。ところでそのリオンちゃんは強いの?」
「お母さん、リオンは男の子にゃ!」
「へーおと、男の子!ちょっと待ちなさいネネあなた男の子に可愛いって言われたの?」
「そうにゃ!」
「いい、ネネそれはきっとあなたの運命の相手よ!」
「運命の相手?」
「そうよ、絶対に離しちゃだめよ。
それに男の子が女の子に可愛いなんてよっぽどのことがなかったら言わないのよ。」
「それならネネがリオンのことを守ってあげるにゃ!」
「ええ、そうしなさい」
アル
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
リオンへの好きが溢れて止まらない。
リオンの笑顔が、リオンの優しさが平民と差別されて虐められて凍りついていた心を溶かした。
男なんてヒョロヒョロの弱っちいやつとぶくぶく太って私を見下すやつしかいないと思ってた。
でも違ったリオンは私と楽しそうに話してくれた、私を可愛いと言ってくれた。
リオンはきっと神様が私に与えてくれた運命の相手何だ。
そうに決まってる、そうじゃないとおかしい。
絶対にリオンを手に入れてやる。
投稿者のモチャです
実は高校1年生なんですけど少し前に川にスマホを落としてしまい投稿が遅れてしまいました。
これからも余裕があったら頑張って投稿していきたいです。
主人公が活躍し始めるのはもう少しだけ先です。
あと投稿をしばらくできてなかったせいで誤字とか名前間違えとかあるのであったら報告してくれたら嬉しいです。
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