第9話新入生トーナメント一日目


次の日俺は朝起きたあとお姉ちゃんと朝食を食べてトーナメント会場に向かっていた。


会場についたとき、会場にすでにいた女子たちには異様な雰囲気が漂っていた。


選手控室は俺専用の部屋が用意されていたので、開会式まではそこにいることにした。




開会式が始まったので、会場に行くとトーナメントの説明が始まっていた。


どうやらこのトーナメントは魔法によって作り出された広大なフィールドで行われて王都で中継されるらしい。


さらに、このフィールドでは互いが契約を交わすことで試合が終わったときに怪我をしていたり死んでいても復活できるため存分にやり合えるという。


ルールもいくつかあるらしい。


1 勝敗は最後のチームになるまで行われるものとする。また、チームの代表者が撃破された場合はそのチームは敗退とする。


2 スキルや魔法の使用は原則制限しないが、

自爆などは反則とする。


3 試合中はお互いのチームの代表者が互いのマップに表示されている。


4 契約している生き物がいた場合は参加する数は制限しない。


5 反則や八百長が発覚した場合はどちらともを失格とする。


他にもルールはあるが、主にこのルールで行われるらしい。


最初にA B C Dの4ブロックで試合が行われて各ブロックの1位で決勝戦をするらしい。


今年の騎士科の新入生は640人で4ブロックで分けると1ブロックは160人さらに4人チームで分けると1ブロックに40チームが参加することになる。


初日にA Bブロック、二日目にC Dブロックが行われるため俺は今日参加するか未だわからない。


このあとチームとブロックが発表されるため指定された場所に移動するか。




チームとブロックが発表された。

俺はDブロックのため今日は試合がない。

一先ずチームメンバーに会いに行くか。


指定された場所に行くとすでに俺以外のチームメンバーがあつまっていた。


俺がチームメンバーの方に歩いていくと向こうも俺を見つけたため手を振ったら向こうが固まって動かなくなってしまった。


その後チームメンバーをいったん落ち着かせて自己紹介をすることになった。


「俺の名前はアルノルト・リヨンだ団体専用のスキルを複数持っているからみんなで協力して優勝をしたい、よろしく」


「わ、私の名前はケイン・メイニーです、生き物を何匹か契約していますが、私の言う事を全然聞いてくれないのであまり役に立たないかもです、剣術はある程度できます」


「ネネの名前はナーセル・ネネにゃ、誇り高き猫耳族なのにゃ!戦うのは好きだけど代表者とか面倒なのは嫌いにゃ」


「私の名前はアルよ、家名はないけどよろしく頼むわ。剣術も得意だけど馬術のほうが得意よ。あと私も代表者って柄じゃないならあなた達に任せるわ」


「よし、これで全員だなそれじゃあみんなで飯でも行くか!」


「え、あなた私たちが怖くないの。女なのよしかも3:1なのよ。もしかしたら襲われるかもしれないのよ。」


「怖くなんてないよ、みんな可愛いし優しそうだしこれからも長く付き合っていきたいな。」


「な、か、可愛いなんてそんな事言われても簡単に騙されないから。男なんてただ珍しいだけで非力で傲慢なやつばっかりなんだから。で、でもご飯くらいなら、、、」


「わ、私が可愛い?えへへ、そんなことを今まで一度も言われたことなかったです。

そ、それに末永くよろしくなんて」


「ネ、ネネって可愛かったのかにゃ?今まで言われたこともなかったのにゃ!

帰ったら早速お母さんに報告しなきゃにゃ」


その後3人を落ち着かせて皆でご飯を食べに行った。



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