第8話新入生歓迎会


俺は今新入生歓迎会に来ていた。

ここで何人か友達を作れればいいと思っていたのだがみんな俺を遠巻きから観ているだけで話しかけてこない。

いい加減自分から誰かに話しかけようかと思っていると、人だかりの隙間から一人の女の子が出てきた。

えらく可愛い子だななんて思っていたらこちらに来て俺に話しかけてくれた。

そして


「新入生トーナメントで私が優勝した暁にはどうか私と結婚してください!」


なぜかいきなり告白された。

こんな可愛い子に告白されるのは非常に嬉しいが、結婚をしてしまうとハーレムが作れなくなってしまうので、お付き合いなら大丈夫と思い、お付き合いならいいよと言った。

だが、彼女は自分が新入生トーナメントで優勝したらと言っていた。

新入生トーナメントで優勝するのは俺なので彼女には悪いが今回は諦めてもらおう。


その後俺たちは一緒に新入生歓迎会を回って親睦を深めた。





その夜

「おいリオン、なんでお姉ちゃんが怒ってるのかわかってるよな」


俺はお姉ちゃんにブチギレられていた。


「わ、わからない」


「ほーあんなことをしたのにまだとぼけるのか」


あんなことってなにかしでかしたのだろうか

お姉ちゃんが俺にこんなに怒ることなんてなかなかないので相当のことを気付かない間にしてしまったのだろう。


「新入生トーナメントで優勝すればお前と付き合えるという噂が校内中に広がってたぞ」


「そんなこと言ってないよ!」


「なに?じゃあエリオット・コニーとかいう奴と付き合うといつもたのもデマなのか?」


ギグ?!


「お姉ちゃんはてっきりお前が私というお嫁さんがいるのに別の女を作ろうとしてるのかと思ってしまったぞ。まぁデマならいいだろう。それなら明日は早いから早く一緒に寝るぞ」


まずいこれはなんとしてでも優勝しなくては

じゃないとブチギレたお姉ちゃんがコニーを殺してしまうかもしれない。


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