第7話入学式


エリオット・コニー


私は騎士養成学校の入学式に参加するためいま学校に向かっている。


今王都中にスキルを3つ授かった男性が騎士養成学校に入学するという噂が立っていた。

そのせいで今年の騎士科の志願者は例年の四倍らしい。


だが5年ほど前アルステラ王国と現在休戦状態のハイネ帝国に魔石の鉱山が見つかったことにより現在ハイネ帝国はそれによって得られた潤沢な資金で自国の軍を強化していて、戦争の兆しがあるらしい。


そんな情勢が背景にあるため、騎士学園は入学試験が絶望的でない限り来るもの拒まずの姿勢をとっていた。

だが流石に騎士科だけでも千人いるため、また別の問題がある。

それが新入生トーナメントだ。

千人もいると3日でトーナメントが終わらないのだ。

この問題を解決するため、今年の新入生トーナメントは4人チームのチーム戦になるらしい。


そんなことを考えていたらついに学校についた。

私はリオンに会うためにここにきた。

私は今日のためにリオンのことについて調べまくった。知れば知るほど彼がどれほど魅力的なのかを知った。


今日会うことができたら必ず告白する。

新入生トーナメントで優勝をしてそれを彼にプレゼントしよう。


そんなことを考えていたら教員に呼び出された。

そう、私は今日新入生代表挨拶をするのだ。

彼にかっこいいところを見せつけたてやる。




代表挨拶も無事終わり入学式も終わろうとしていたとき、教員がこんなことを言い始めた。


「このあと舞踏館にて新入生歓迎会をする。

また明日から始まる新入生トーナメントは4人一組で行うが、メンバーはランダムで決めるためそこで決めなくても良い。

では1時間後に舞踏館集合。以上」


早速彼と中を深める機会ができてしまった。



私が舞踏館に到着したとき、何故かみんなが同じ方向をみながらキャーキャー言っていた。


どうしたんだと思ってそちらをみてみたら、

彼、リオンがいた。

みんな話しかけに行きたいけれども行けない雰囲気を醸し出していたが私はそんなことは気にしない。



早速私は女子たちをかき分けて彼の前に躍り出た。


「リオンくん、ちょっと待って」


「どうしましたか?それよりもなぜ俺の名前を知っているんですか」


「君は有名だからね。私は公爵家の長女の

エリオット・コニーだ。よ、よろしくお願いひまふ!」


まずい何も考えずに突っ込んでいったのと緊張で少し噛んでしまった。

それにしても彼は私が話しかけても私を拒絶しない!

嬉しすぎてやばい


「えっと、用件は何でしょうかコニーさん」


「コニーさんじゃなくてコニーって呼んでほしい」


「わかりましたコニー。それなら俺のこともリオンで大丈夫です」


ヤバイヤバイ嬉しすぎて死にそう頭回んないどうしよ。


「新入生トーナメントで私が優勝した暁には私と結婚してください!」


ヤバイ焦っていきなり言っちゃったどうしよう。もしかして嫌われたかな?そうなったら私生きていけないどうしよう。


そんなことを思って不安な顔をしていると

彼が口を開いた。


「結婚はまだ難しいですがお付き合いをするなら全然良いですよ。」


!!!!

嘘今私と結婚して一生一緒にいてくれるって言った!(言ってない)


その後私たちは一緒に新入生歓迎会を回って中を深めた。

幸せすぎる!

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