第3話エリオット・コニー


私は公爵家の一人娘のため、お母さんに

逞しく育てられた。


そんななか私は一つの本を読んだ。

子供が読む用のよくある話女性が好きな男と結ばれる話だ。


普通ならばそんな幻想を実現させるのがどれほど難しいかを思い知り早々に諦めてしまう。


しかし、私は違った私は諦めきれなかった。

その日から私は将来素敵な男と結婚するためにいろいろなことをした。


お母さんには女性は男性を守れるくらい強くなくてはならないと教わり剣術を習った。


そうこうしているうちについに診断の儀の日になった。


私はここで運命の相手を見つける事を願っていたが、会場には絵本に出てきたような男性はいなかった。


しかし、診断の儀が終わったと思ったつぎの瞬間壇上には絵本から出てきたのかと見間違うほど美しい男性がいた。


私はひと目見た瞬間に診断の儀が終わったら彼を迎えに行こうと決めた。

だって私はスキルを3つも持っている公爵家の長女なのだから私の誘いを断るとは考えてすらいなかったため。


しかし、次の瞬間に空中に映し出されたのは彼がスキルを3つ持っているという事実だった。


その後のことはほとんど覚えていない。

気づいたときには馬車に乗っていた。


そして私は馬車の中で誓った

必ず彼を手に入れると。

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