地下五階
第十八話
地下五階の壁は岩のようにゴツゴツしていて、今までと同じだった。でも、
なので僕は、
「二人とも感じているようね、この
そして
「
僕と
すると壁から、モンスターが
「くっ、ドラゴンか! 二人とも気を付けて、こいつは強いから!」
そしてシオンさんはドラゴンに、
サンダー!
ダンジョンの
「いくらドラゴンといっても、ちゃんとダメージは与えられる! 直道君、パワー・ソードの魔法をかけて!」
直道は
パワー・ソード!
するとシオンさんは
ローリング・スラッシュ!
その攻撃を
「はあ、はあ……。さすがにドラゴンは、強いわね。
シオンさんの説明によると『スラッシュ』は、敵に大ダメージを与える必殺技だ。でもその分、体力を多く使うそうだ。僕は体力が少なくなったシオンさんに、体力を多く回復させる魔法をかけた。
ハイ・リカバリー!
するとシオンさんの体力は、だいぶ回復したようだ。シオンさんは笑顔で
「ありがとう、
そうして奥に向かって進む僕たちの前に、またドラゴンが現れた。直道は雷の魔法と剣の攻撃力を上げる魔法を使い、シオンさんは『スラッシュ』を
そうやってドラゴンを倒しながら奥に進んでいたが、やはり僕たちの体力と魔力は
シオンさんはバックパックから
しかしそんな僕たちに、ドラゴンは
「くっ、ドラゴンには聖水の力は
そして布をバックアップに
「今、ドラゴンと戦うことはしないわ! いったん逃げるわよ、二人とも!」
そうして何とかドラゴンから逃げ切った僕たちは、壁に
「二人とも、このダンジョンから出るわよ……」
僕は
「どうしてですか?! まだドラゴン・ロードが復活しているかどうか、調べていませんよ!」
シオンさんは、
「私も悔しい。私だって、それを調べたい。私がこのダンジョンに入った理由は、それだから。でも、もう
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