第十六話
なるほど。そんなにこのハイ・リカバリーとパワー・ソードという魔法は、強力なのかと僕は思った。そしてもちろん、
これで直道の体力と魔力も、上がったはずだ。そしてやっぱりモンスターとの戦いが
「どうやら僕たちは、強力な魔法を
「うん、そうみたいだな」
「これで僕たちは
僕は今、考えていることを直道に
「うん、
すると直道のテンションも、上がったようだ。
「ドラゴン・ロードかあ。そいつを倒せば、僕たちは地球に帰れるんだよね!」
「うん、きっとそうだ。ドラゴン・ロードと戦うのは
僕がそう言うと直道は、
「うん、そうだよね。がんばろう!」
そして僕たち三人は、まずこの地下四階の先に進んだ。やはり出てきたモンスターは
直道はシオンさんの武器であるレイピアにパワー・ソードの魔法をかけて攻撃力を上げて、僕はシオンさんの体力が
するとやはり
だから僕たちはどんなボスが
そいつは、大きなトラに見えた。ただトラと違うのは、体の
僕は、思った。何だこいつ、弱そうな
「ま、まさかアモカチ?……。エレメント・モンスターの中でも
僕は、
「戦いましょうよ、シオンさん! 今の僕たちなら、きっとどんなモンスターでも倒せますよ!」
するとシオンさんは、いつもの表情に
「そうね……。いくら最強のエレメント・モンスターって言っても、こいつを倒せないようじゃドラゴン・ロードを倒せないものね……。ありがとう、
「「はい!」」
そして僕たちは、アモカチに攻撃しようとした。でも僕たちの動きは、止まった。僕たちが攻撃する前に、アモカチが攻撃してきたからだ。
アモカチはその大きな口から、
するとその物体に、二つの目のようなモノが現れた。何だろうと思っていると、その目が
なるほど、この金色の物体は
するとそいつは、とんでもないモノに変身した。
「ゆ、由姫ちゃん、どうしてこんなところに?……」
いや、頭では分かっている。僕の目の前にいるのは、本物の由姫ちゃんじゃないことを。だってさっき、見たから。金色の物体が変身するところを。
でも
「ねえ、純貴君。私と
ダメだ、声まで由姫ちゃんそのものだ……。僕は
「ど、どうして僕と遊びたいの?」
「だって、この先は
なるほど。このニセモノの由姫ちゃんはどうやら、僕をこの先に行かせたくないようだ……。でも、ダメだ。僕はアモカチを倒して、このダンジョンの
そう考えて頭を振ると、シオンさんの姿が見えた。シオンさんは目の前にいる老人と話していた。
「ちょ、
「
「私を止めに?」
「そうじゃ。この先は
「し、しかし……」
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