第十話
するとシオンさんは、
「そう、ありがとう。直道君、
そうして少し時間が
「さあ、
それから僕たちは、歩き出した。だがまた、毒状態にはならなかった。ダンジョンの
でもたまに、緑色の
そして、
そうしてこの地下二階もだいぶ進んだところで、シオンさんはバックパックからステータス・ペーパーを取り出した。そろそろ僕と直道のレベルが、上がっているかも知れないからと。
まず僕が、ステータス・ペーパーを広げた。すると文字が
でもそれが、どういう魔法かは分からなかった。するとシオンさんが、教えてくれた。リカバリーは
「
それを聞いた直道は、僕を
「僕にもステータス・ペーパーを、
そして僕からステータス・ペーパーを、
そして直道は、ステータス・ペーパーを
「やった! 新しい攻撃魔法を覚えたよ! これでシオンさんを、助けてあげるから!」
シオンさんはやはり、
「ありがとう、期待してるわ」
それから僕たちはまた、ダンジョンの奥に進みだした。やはり三体の黒騎士が何度か出現したが、僕と直道は魔法を使わなかった。僕たちの魔法が無くても、シオンさんは黒騎士を倒せるからだ。そしてこの地下二階にもきっとボスがいるだろうからその時に使うように、シオンさんから言われたからだ。
そうして進んでいると、大きな部屋に入った。そして、
だから僕たちは、ボスを
まず、赤い
「ま、まさか
エレメント・モンスター?! よく分からないけれど、
するとホーン・ノマーはシオンさんに、右手でパンチをした。シオンさんはレイピアを立てて
「うう……」とシオンさんは何とか立っていたが、僕はマズイと思った。だから、回復魔法をシオンさんにかけた。
リカバリー!
するとシオンさんは少し、元気になったようだ。そして、「ありがとう!」と言い残してホーン・ノマーに向かって走り出した。シオンさんはレイピアを左から右になぎ
するとシオンさんはジャンプをして、今度はホーン・ノマーの
それはシオンさんも気づいたようで、もう一度ジャンプしようとした。だがホーン・ノマーは、
次の
くっ、どうする?! 自分に回復魔法をかけるか? でもふと見ると直道も、前かがみになっている。直道も、大ダメージを受けたんだ。シオンさんは立っていたが、明らかにこの戦いに
すると僕は、ひらめいた。ホーン・ノマーは炎を
「直道! あいつを氷の魔法で攻撃しろ!」
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