第八話
すると
「あ、これ知ってる! ファイアって、
それを聞いて、やはりシオンさんは
「うんうん、直道君もよく知ってるわね。その通りよ。いざという時は、
すると直道は嬉しそうに、右手を
「うん、
それを見て
ちょっとつまんないな思いながら先に進むと、広い部屋に入った。何だか今までと違うなと思い
「これから地下二階に下りるけど、注意してね。出てくるモンスターは多分、ゴブリンよりも強いはずだから」
そうして階段に近づこうとした時、変な音がした。バサッ、バサッという何かが
「あ、あわわわわ……」と僕は、
羽を広げて羽ばたいているが、その大きさは三メートルくらいだ。こ、こんな大きなモンスター、どうやって倒すの?……。するとシオンさんは、
「あのジャイアント・バットは、おそらくこの地下一階のボス。倒さなきゃ、先に進めないわ! 私が戦うから
そしてレイピアで、ジャイアント・バットに
ふとシオンさんのすぐ後ろにいる直道を見てみると、直道もガクガクと震えている。
そして僕は、考えた。そうか、あれはジャイアント・バットっていうのか。あれはきっと、ゴブリンよりも強い。だからシオンさんも、
プロテクション!
するとシオンさんは、「ありがとう、純貴君!」と言いながらレイピアを振るった。直道もシオンさんの
シオンさんの攻撃でジャイアント・バットは、確実にダメージを受けているはずだ。イケる、このままいけば勝てる! そう思った次の
するとジャイアント・バットから、
「ふん。私にこんな攻撃は、
そしてジャイアント・バットの
フォーリング・スラッシュ!
斬られたジャイアント・バットは、グオオォォという声を残して
それに僕も直道も、それにシオンさんもダメージを受けてはいない。
「やりましたね、シオンさん。すごかったです、すごく強かったです!」
シオンさんは、笑顔で答えていた。
「ありがとう、直道君」
そして振り返り、僕に
「さあ、地下二階に行くわよ! 私についてきて!」
その言葉に頼もしさを感じながら、僕もシオンさんの側に寄った。そして僕たちは、地下二階に下りる階段を、下りた。
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