第六話
僕は顔を、左右に
「あの、シオンさん。シオンさんはひょっとすると、地球に帰れる方法を知っていますか?」
「うーん、
とシオンさんは、話し出した。
「そう考えると君たち人間がこの
それを聞いて僕は、
「あの、ドラゴン・ロードって倒せるんですか?……」
するとシオンさんは、
「
そしてまた、シオンさんは僕たちに
「だから本当にドラゴン・ロードが復活したかどうか調べる仕事を、
うーん、ドラゴン・ロードが復活したかどうかを調べる仕事を手伝うのは、正直言って
なので僕は、決心した。シオンさんの仕事を、手伝おうと。そして僕は、シオンさんに告げた。
「分かりました。僕たちはシオンさんの、仕事を手伝います!」
するとシオンさんは、
「ありがとう、
そして
「あ、君も手伝ってくれるかな、直道君?」
すると直道は、顔を左右に振った。
「
それを聞いたシオンさんは、やっぱり
「大丈夫だよ、直道。僕たちのことは、必ずシオンさんが護ってくれるよ。だから、な?」
でもやっぱり直道は、顔を左右に振った。だから僕は、強い
「ハッキリ言うぞ、直道。直道はここにいたいって言うけど、ハッキリ言ってその方が
すると直道は、何もしなかった。ただ
「それじゃあ、こうしよう。僕も、直道のことを護る。だから
少しすると直道は、動き出した。そしてシオンさんの
「僕は純貴君なんかに、護ってもらいたくないよ! こうなった原因の、純貴君なんかに! 僕はシオンさんに護ってもらうんだ!」
僕は少し、ショックを受けた。こうなってしまった原因の僕のことを、そこまで
そして、それでも良いと思った。シオンさんと一緒にいれば、僕たちは地球に帰れると思ったからだ。そして僕は、
そして僕たちは、ダンジョンの中を歩き出した。すると僕は
今は血は流れていないけど、それでも少し、痛かった。すると立ち止まった僕に気づいたシオンさんは、僕に近づいてきた。
「どうしたの、純貴君?」
なので僕は、さっきゴブリンに襲われた時にケガをしたことを伝えた。するとシオンさんにリュックのようなモノから、500mlのペットボトルくらいの大きさの白い
「これを
「えっと、これは何ですか?」
「これは、ポーションよ。飲むと体力を回復させたり、
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